梅原大吾「勝ち続けるプロゲーマー」が誓う掟

すべてのきっかけと動機は「人」だった

自分が勝つことでシラけてしまうプレーだけはしまいと心掛けてきました
世界各地で繰り広げられる格闘技ゲーム大会で、幾多の優勝を勝ち取ってきた、プロゲーマーの梅原大吾さん。15歳で日本一、17歳で世界一の座を獲得し、観客を魅了する圧倒的なプレースタイルに、ついたあだ名は「The Beast(=野獣)」。その攻撃的な称号とは裏腹に、幼いころより人知れず、ある「悩み」を抱えていました。
一度は勝負の世界を去り、自分なりの道を模索する中で、再びゲームの世界に舞い戻ってきた、世界最強と称されるプロゲーマー梅原大吾誕生までの軌跡を聞いたインタビュー。エンターテインメントコンテンツのポータルサイト「アルファポリス」とのコラボによりお届けします。

ぼくが今こうしてゲームをしている意味

アルファポリスビジネス(運営:アルファポリス)の提供記事です

――数々の格闘ゲーム世界大会を制しています。

一昨日、『Red Bull Battle Grounds 2016』でシアトルから帰ってきました。今年は海外の大会だけで16回。国内も含めると年中どこかで戦っている感じですね。一度きりの勝ちなら運や要領で実現できますが、勝ち続ける「強さ」を手に入れるには、それなりのやり方が必要になってきます。昨日より今日、今日より明日と、その時々で、次の大会に繋がるような発見を、と考えながら試合に臨んでいます。「一日ひとつだけ強くなる」ことで、勝ち続けていくことへのプレッシャーに飲み込まれることなく、案外力まずに楽しんでやっています。

勝って世界一になることは、プロとして当然大事なことなんですが、それと同時に、いかに観客が「楽しんで」くれるかが、ぼくにとっては重要で……。たとえば、飲みの席で、いくら酒が好きでも、自分の話ばっかりする人とは飲んでも楽しくないですよね(笑)。それと一緒で、いくら強くても、そんなゲームばかり見せられたんじゃつまらない。

ぼくは、自分が勝つことでシラけてしまうプレーだけはしまいと心がけてきました。自分が気持ちいいことしかしないのは間違っているよなと、昔から思っていて。それは場所が近所のゲームセンターから、世界大会になっても一緒でした。なぜならゲームこそが、自分の唯一の居場所だったからです。そこで、応援してくれてきた人たちを楽しませなければ、ぼくが今こうしてゲームをしている意味もないとさえ思っています。

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