「ゲス極」失った事務所が放つ新バンドの正体

すでにホンダ「ヴェゼル」のCMで人気化

邦楽離れしたサウンドを武器に、さらなるブレイクが期待される「Suchmos(サチモス)」。レコード店の店頭でもプロモーション中だ(記者撮影)

2016年、最も世間を騒がせたバンドと言えば「ゲスの極み乙女。」だ。ボーカルの川谷絵音とタレントのベッキーの不倫騒動は、芸能界を揺るがす一大スクープだった。

そんなゲス極について、2017年初から驚きの事実が発表された。1月1日、所属事務所が昨年12月31日をもって、ゲス極との契約を終了したと発表したのだ。所属していたのはスペースシャワーネットワーク。伊藤忠商事グループで、CSやケーブルテレビなどに音楽専門番組を供給している会社だ。アーティストのマネジメントも手掛けている。

ゲス極は、川谷氏が未成年と飲酒をしていたことが発覚したため、昨年12月から活動を無期限で自粛していた。スペースシャワー側は2017年も契約を継続する意向だったとみられるが、交渉では折り合いがつかず、結局、双方合意の上で契約を更新しないことが決まった(これまでは1年ごとに更新)。スペースシャワーは騒動こそ多いものの、業界屈指の人気を誇る看板アーティストを失ったのだ。

看板アーティストの穴を埋められるのか?

スペースシャワーにとって、ゲス極は特別な存在感を誇るアーティストだった。2012年5月に結成され、スペースシャワーとマネジメント契約を結んだのは2013年、同年にCDデビューを果たした。2014年には「猟奇的なキスを私にして」がテレビ東京系の深夜ドラマの主題歌に抜擢。この年、川谷氏はSMAPなどにも楽曲を提供している。

世間に広く知れ渡るきっかけとなったのは2015年のシングル「私以外私じゃないの」。当時の甘利明経済財政相が「私~以外私じゃないの~ あたりまえだけどね だ・か・ら マイナンバーカード」と替え歌でアピールしたことが話題となった。その後も独特のキャラクターや高度な演奏技術が注目され、多くのメディアで特集が組まれた。一気に有名アーティストへと駆け上がったのだ。

2016年1月の不倫騒動は強烈なバッシングを生んだが、同時にバンドは知らない者がいないほどの圧倒的な知名度を獲得した。それほどのアーティストが抜けることで、通常なら穴を埋められるか懸念される。しかし、スペースシャワーには今後のヒットが期待される秘蔵アーティストがいる。それが「Suchmos(サチモス)」だ。

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