「鼻からくる歯の痛み」は一体何が原因なのか

蓄膿症とも呼ばれる副鼻腔炎を疑ってみよう

歯と鼻には密接な関係があります(写真:voyagerix / PIXTA)

この時期、「寒さが原因で風邪をひいて鼻水が止まらない」なんて人も多いのではないでしょうか。「鼻水は止まらないし、なんか奥歯まで痛くなってきた!と思って歯医者に行ったら虫歯ではなく副鼻腔炎(蓄膿症)だったなんて方もいらっしゃると思います。

筆者は歯科医師としての知見や経験を基に、歯や口周りの情報を「ムシバラボ」というサイトで発信していますが、その中で紹介していることの1つが、副鼻腔炎が歯にもたらす影響です。

副鼻腔とは上顎と頬、鼻に囲まれた空洞です。風邪などによって、この副鼻腔に炎症や感染が流れておきた状態を副鼻腔炎、一般的に蓄膿症と呼んでいます。副鼻腔炎には歯が原因で起こる「歯性上顎洞炎」と、鼻づまりなど鼻が原因で起こる「鼻性上顎洞炎」があります。副鼻腔にはいくつか種類があるのですが、特に副鼻腔の中でも上顎洞は上顎の歯に近く、副鼻腔炎(上顎洞炎)になると上顎の奥歯が痛くなることが多いのです。

なぜ、虫歯など歯の痛みと副鼻腔炎を間違えるのか

円で囲った部分を見ると、歯の根と副鼻腔が非常に近い関係にあることがわかります
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