留学生が見た「東大女子」が感じる意外な圧力

女性はもっと自由になっていい

東京大学に通う留学生が感じた日本の高学歴女子に対する独特のプレッシャーとは?(写真:nobu / PIXTA)

あと20日もすると、米国にドナルド・トランプ大統領が誕生する。ヒラリー・クリントンを支持していた人たちにとっては、辛い瞬間となる。それだけ近かったのだ。女性が米国初の大統領になるまで、本当にあと一歩だった。

ヒラリーは敗北宣言でこう語った。「私たちはいまだに、最も高くにあって最も堅い『ガラスの天井』を打ち破れていません。それでも、誰かがいつか、願わくばすぐに、成し遂げてくれるでしょう。そして、すべての小さな女の子たち。あなたたちには、自分の夢を追って、そして叶える世界のどんなチャンスも機会も、手に入れるだけの価値とパワーがあるということを疑わないで」。敗北のショックは大きかったに違いないが、それでも彼女は私たち女性に、「女性には男性と同じだけを求める権利がある」ということを教えてくれたのだ。

確かに数十年前に比べれば、女性進出は世界の至る所で進んでいる。それでも、誤解を恐れずに言えば、東アジア諸国では、女性は依然、母であり、妻であることを求められる一方、ビジネスの現場における男性と対等な「パートナー」であることはあまり認められていないように思う。

台湾から中国に引っ越して仰天

私はこれまで複数の国で生活を送ってきたが、「男女平等」の考え方は、それぞれの国で大きく異なることを身をもって知っている。

台湾で幼少期を過ごした私は恵まれた家庭に育った。私の両親や親戚は、私が女の子だからといって、大人しくなることを求めたり、早く結婚することを望んだり、勉強をして夢を追うことをあきらめさせたりはしなかったのだ。彼らは私のいかなる決断も、全力で支持してくれた。

しかし、中国に渡って小学校に入ったとき、何かが違うことに気が付いた。クラスでリーダーシップをとったり、積極的になったりする女子は「威張っている」と周りから見られると、同級生がこっそり教えてくれたのだ。中学校では、女子の得意科目は科学や数学ではなく、文系であるべきという謎な固定観念が浸透していた。このとき私は初めて、「女子であることは不利なことなんだ」と気が付いた。

が、この考えはニュージーランドの高校に行って覆された。クラスメートの多くは東アジア諸国の出身者だったが、さすがに留学しているだけであって、伝統的な価値観にしばられるような生徒は誰もいなかったのだ。

実際、ニュージーランドの高校では、女子だってクラスのリーダーになれたし、学校におけるあらゆる分野で責任のあるポジションに就いたり、仕事をこなしたりできた。もちろん、科学だろうと、数学だろうと、文学だろうと、何が得意科目であっても問題はなかった。そして何より心地良かったのは、女子も男子と同じように独立心を持ち、強くなることを求められていたことだ。

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1976年に創業し、90年代の渋カジブームを牽引したビームスが今も元気だ。創業以来赤字知らず。40年、最先端を走り続けられる秘密は何か。設楽洋社長への独占インタビューを掲載。