「ご飯を食べても痩せたい人」に教えたい知恵

食物繊維が豊富な「もち麦」を知っていますか

ナチュラルローソンが力を入れている「もち麦」入り食品の魅力とは?(撮影:今井 康一)

コンビニなどで見かける「もち麦」とは

ナチュラルローソンやサークルKサンクスなどのコンビニの食品売り場で最近見かけるようになったのが、「もち麦」入りの食品。おにぎり、スープ、パンなどの商品が店頭に並んでいます。

もち麦とは大麦の一種です。大麦はイネ科に属し、小麦や稲、トウモロコシなどと同じ穀物の仲間です。米にも「うるち米」と「もち米」があるように、大麦にも「うるち性」と「もち性」があります。大麦のうるち性で最も一般的なのが、麦とろご飯に利用されている押し麦。もち性にあたるのがもち麦です。全国のほとんどのスーパーや食品販売店などに売っていますし、インターネットの通販サイトなどで買うこともできます。

拙著『もち麦ダイエットレシピ』でも紹介しているのですが、私はシェフという職業柄、朝から晩までメニューの試食や試作のために、たとえばランチタイムだけで普通の人の約2倍を摂取するほど、たくさんの量を食べています。そんな私でも98キログラムだった体重が5カ月で10キログラム、1年で14キログラム痩せるほどの効果をもたらしたのが、白米に「もち麦」を混ぜる、もち麦ご飯を主食に置き換えるだけの簡単なダイエットです。

大麦は麦とろご飯や麦茶、焼酎、ビールの原料として昔から日本人に親しまれてきました。米1合に対してもち麦を50グラム、ざっと3割混ぜて炊いた(3割炊き)もち麦ご飯を白米の代わりに食べれば、お茶碗1杯(約150グラム)のエネルギーは233キロカロリーと、白米だけ(252キロカロリー)よりも1割弱落とせます。もち麦は白米に比べ、カルシウム、鉄分が豊富でカリウム、ビタミンB1、たんぱく質などの栄養素も含んでいます。

とりわけ、もち麦は食物繊維を多く含む大麦の中でも、ダントツに食物繊維量が多く、普通の大麦よりもプチプチ、プリプリとした食感が特徴です。日本食品分析センターの調査や「日本食品標準成分表2015」によれば、もち麦には白米と比較すると25倍、食物繊維が豊富だといわれるゴボウと比べても2倍以上もの食物繊維が含まれています。3割炊きのもち麦ごはんなら、お茶碗1杯で約2.7グラム、5割炊きならば約3.9グラムの食物繊維が摂れます。

「日本人の食事摂取基準2015年版」や「平成26年国民健康・栄養調査結果」によれば、日本人の食物繊維量は現在、1日平均で11~14グラムとされます。厚生労働省が1日に必要とする目標量の同18~20グラムに追いついていない中で、もち麦ご飯はその不足分を補える有力な食事のひとつといってもいいでしょう。

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