「インド新幹線」は2023年の開業を目指す

安倍・モディ両首相が会談

 11月11日、安倍首相とインドのモディ首相は会談を行い、日本の新幹線方式を採用したインドの高速鉄道を2023年に開業することを確認した。共同記者会見で撮影(2016年 ロイター/Franck Robichon/Pool)

[東京 11日 ロイター] - 安倍晋三首相とインドのモディ首相は11日に会談し、日本の新幹線方式を採用したインドの高速鉄道を2023年に開業することを確認した。日本は鉄道建設を通じ、製造業の基盤強化を目指すインドを支援する。

一方、海上自衛隊の救難飛行艇「US─2」の輸出は継続協議となった。

高速鉄道の対象の路線はインド西部のムンバイ─アーメダバード間で、両国は昨年12月に新幹線方式を採用することで合意していた。今回の会談で工期を詰め、今年中に設計、18年着工し、23年に開業することを決めた。

安倍首相は会談後の会見で「日印新時代に象徴的な高速鉄道。インドの高速鉄道の実現が、新たな経済成長の起爆剤になることを期待している」と述べた。他の路線にも日本の鉄道技術の採用を働きかけていく。

両首脳は、日本の製造技術をインドに伝えるための教育プログラムを設立することでも合意した。今後10年で3万人を育成する。モディ首相は「インド経済は製造業と投資の集積地になることを目指している。日本は不可欠なパートナーだ」と語った。

かねてから両国で協議している海上自衛隊のUS─2のインドへの輸出は、今回の会談でも合意に至らなかった。両国の政府関係者によると、日本は値下げを打診。インドはモディ首相の来日前に防衛装備品の調達会議を開いて議論したものの、艦艇などの老朽化が進むなか、予算配分をめぐって意見が割れたという。

 

(久保信博)

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