ポケGO、お台場「ラプラス」に記者も走った! 今も熱狂するファンの追跡劇の一部始終

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プレーヤーの目的はもちろん、ラプラスなどのレアポケモンの収集だ。ポケモンの出現場所や時間はランダムのため、予測はできない。だが、ポケモンは出現場所にたどり着けば、ほぼ必ず出現する。そのため、時間制限が来て消える前に、出現場所にたどり着く必要があるのだ。

レアポケモン出現に殺到する人々

「ミニリュウ」の出現でもあっとういまに人が集まる

しかも、数多くのプレーヤーが集まってくることで、特殊な効果も期待できる。仕組みはこうだ。

一部のユーザーは何らかの方法(不正とされる位置情報アプリを使うことも含まれる)でレアポケモンの出現を察知。それまで脈絡もなく歩いていた何人かのプレーヤーが、レアポケモンが出現した場所に向かって突然移動を始める。

こうしたプレーヤーの"異変"に追随することで、その他大勢のプレーヤーもレアポケモンにありつくことができる。記者が見る限り、レア度が高ければ高いほど、先頭集団のプレーヤーの"走行"スピードも増すようだ。

この日も、レアポケモンの「ラッキー」や、進化させれば強力なポケモンになる「ミニリュウ」が出現する度に、人々が殺到するという光景が繰り返されていた。人々の流れにそって、記者もこうしたポケモンを次々とゲットしている。

だが、記者にとって最大の目的はラプラスを捕まえること。公園を訪れて2時間が過ぎても、いっこうに出現する兆しはない。

そろそろ帰ろうか。そう思い、たまたま「ヒルトン東京お台場」近くの広場にいた15:30頃のこと。突然、周辺にいた数人のプレーヤーがきびすを返して、歩き始めた。向かう先はお台場海浜公園の反対側のエリアだ。

何かのレアポケモンがでたのか――。記者も釣られて人々の流れに沿って歩き始めた。

振り返ると、終わりが見えないほどの人だかりができていた

隣にいたおばさんは「いったいどこまで行くのかしら」と不安げにつぶやきながらも、周囲にあわせて、歩くスピードをあげていった。

気づけば、記者もいつのまにか早足から小走りに変わっていた。その脇を自転車に乗ってポケモンを探していた何人かのプレーヤーがすっと追い抜いていく。

後ろを振り返ると、驚愕の光景が広がっていた。終わりが見えないほどの行列がいつのまにかできている。その中には、子どもから老人まで男女問わず、あらゆる世代の人々がひとつの方向に向かって走っている。まるで駅伝大会のワンシーンのようだ。ポケモン1匹がこれだけの人を動かすのだから驚くべきことだ。

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