英語での「ごめん」にはこんなに種類がある 「わりぃ!」から「お詫び申しあげます」まで

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では、最後に謝罪を述べられる側に立って、その応答のフレーズも覚えてしまいましょう。初めに相手の謝罪を受け入れて許してあげる表現から見ていきましょう。

That’s all right.(大丈夫だよ
Don’t worry about it.(気にしなくていいよ

あたりが一般的な表現で、よく使われます。相手が深くお詫びしているのであれば、

I know it was an accident.(わざとじゃないのはわかってるよ
We all make mistakes.(誰でも間違いはあるから
I often do the same thing.(俺もよくやるよ

のようなコメントを言って相手の気持ちを軽くしてあげるのもよいでしょう。ビジネスシーンで、謝っているのが部下や同僚などの場合や、友人のミスでも深刻な場合には許したうえで、次のように釘を刺すこともよくあります。

Please be careful next time.(以後、気をつけるように
Please make sure this will never happen again.(このようなことが二度とないように
Please don’t do it again.(二度としないで

許さない場合の表現

では、許さない場合には何と言えばよいでしょう。

I don’t accept your apology.(謝ってもダメ・あなたの謝罪は受け付けません
I will not forgive you.(許しません

などの表現が一般的です。そして、この後に許さない理由を述べましょう。または、シンプルにbutで始めて相手の謝罪を受け入れられない理由からスタートすることもあります。

But this is the third time you’ve been late.(でも、これで遅刻したの3回目ですよ)
But you said the report would be completed by Tuesday!(でも、火曜日までにレポート完成するって言ってたのに!).

そう言えば、ぶつかって謝らない日本人にイライラするジェーン、いつも Excuse you!と言うそうです。Excuse me.ならぬExcuse you.皆さんはどんな意味かご存じですか、または、想像がつきますか。

これはExcuse me.から派生してできた嫌味のフレーズでExcuse me.と謝るべき状況で謝らない相手に使います。Excuse me. が「失礼しました」だとしたら、

Excuse you.(失礼されました

という感じでしょうか。イラッとしているニュアンスがありますし、言われた相手も本当に悪気がなかったときなどは気持ちを逆なでされます。喧嘩にならない程度に使用してください。万が一Excuse you.と言われてしまったら、気づかずに相手に迷惑をかけてしまったと思ってOh, excuse me.と謝ってしまえばよいでしょう。

箱田 勝良 英会話イーオン 教務部 チーフトレーナー

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はこだ かつよし / Katsuyoshi Hakoda

1972年静岡県熱海市生まれ。1995年筑波大学国際関係学類卒業、株式会社イーオン入社。

講師として、これまでに約1万人を教える。スクールの講師を経た後、法人部教務コーディネーターとして、多くの企業の研修カリキュラム企画と講師を担当。楽天の社員の英語力研修も担当した。TOEIC(R)テスト990点満点、実用英語検定1級。

学生時代には1年間の留学以外には海外経験なしで、日本に住み暮らしながら英語力を飛躍的にアップさせた。その自身の経験を基に、現在は教務部のチーフトレーナーとして、イーオン全体の講師の研修やカリキュラム立案に関わる。

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