まったく無名な人が本を出版できるカラクリ

重要なのは資格ではなく「役に立つ」実績だ

あなたが今、読んでいる本の著者もまったくの無名な新人かもしれません(写真:yacobchuk / PIXTA)

誰でもビジネス書の著者になれる可能性がある

人は誰でもビジネス書の著者になれる可能性があります。「著者になれるのは、ビジネスで飛び抜けた実績を上げている有名人だけだ」と思い込んでいませんか? 確かに、実際に商業出版デビューを果たせる人は、ごく限られた人だけです。

一方で、私は自身が23冊のビジネス書を出版している著者でありながら、出版プロデューサーとしてこれまで200名以上の新人著者をサポートしてきました。彼らや彼女らは有名企業の社長でも、人気のタレントでもなく、一般的には名前の知られていない、まったくの新人です。

それでも、自費出版ではなくちゃんと商業出版の著者として、デビューを果たしています。拙著『完全決定版 誰でもビジネス書の著者になれる 出版の教科書』でも詳しく解説しているように、出版に必要な正しい知識とちょっとしたきっかけが、ビジネス書の著者への門戸を開いたのです。

あなたがもし、小説を出版しようと思ったとしたのなら、やはり、そこには才能が必要になります。ですが、ビジネス書のジャンルでは、文才はあまり関係ありません。むしろ、あなた自身の経験や思考そのものが、本に必要な要素であり、武器になります。

たとえば、セミナー・研修講師やコンサルタント、士業(弁護士、公認会計士、税理士、司法書士、行政書士、社会保険労務士、ファイナンシャルプランナー)など、「資格」とともに専門知識や経験、ノウハウを持っている人は、普通の人よりも有利だといえるでしょう。

ただ、多くの場合、資格がなくても出版するうえで支障はありません。ビジネス書において重要なのは、資格よりも実績(数字)だからです。たとえば、「専業主婦が3年で1000万円貯めた方法」であれば、多くの人がそのノウハウを知りたいと思うでしょうから、出版の可能性は大いにあります。

この場合、おカネの専門家ではない「専業主婦」という肩書に意外性があり、かえってセールスポイントになります。逆にファイナンシャルプランナーの資格を持っていても、貯金がほとんどない人だとしたら、まったく説得力がないので出版は叶わないでしょう。

自分でビジネスをしている経営者や自営業者、フリーランスであれば、その独自のノウハウが本で伝えられるコンテンツになります。もっといえば、今は会社員として働いている人でも、これまでの仕事、あるいは生活で培ってきた知識や経験が本として伝える価値になります。

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