米Uberの料理宅配サービス、日本に上陸

提携レストランの料理を指定場所へ配達

 9月28日、配車サービスアプリ大手の米ウーバーテクノロジーズは、提携したレストランの料理を指定場所に運ぶサービス「ウーバーイーツ」を日本でも29日から開始すると発表した(2016年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 28日 ロイター] - 配車サービスアプリ大手の米ウーバーテクノロジーズ[UBER.UL]は28日、提携したレストランなどの料理を指定場所に運ぶサービス「ウーバーイーツ」を日本でも29日から開始すると発表した。当初の宅配エリアは東京都の渋谷区や港区が中心で順次拡大する。アプリを使って対象エリアにある店舗のメニューを来店時と同じ価格で注文できる。当面の配送料は無料で、ウーバーが負担する。

ウーバーイーツは利用者、飲食店、配達するドライバーの3者をつなぐ仕組みを提供。飲食店がウーバーに支払う料金と本来は顧客が負担する配送料をウーバーとドライバーで分け合う。昨年12月にカナダのトロントでスタートし、現在はパリ、ロンドンなどでも展開、世界で3000店以上が提携している。東京は8カ国34都市目となる。

日本法人ウーバージャパンの高橋正巳社長は、東京には質の高い多くの飲食店があるが、出前する店は限られるなど「何かしらの制約があった」と説明。メニューは「数百円の肉じゃがから2万円のステーキまで」幅広く対応し、行列のできる人気店や一人では入りづらい店などにも注文できると述べた。

サービス開始時は対象エリアにある定食店の「大戸屋」や焼肉店の「焼肉トラジ」、モダン精進料理の「宗醐」など150以上の店と提携した。アプリで調理中か配達中か、配達員は誰で今どこを走っているかが分かり、顧客は登録したクレジットカードで事前決済が可能で、現金支払いの必要がない。

身分証明書の確認や審査を受けた個人がドライバーとなり、好きな時間に自転車か125cc以下の原付きバイクで配達を請け負う。すでに1000人以上がドライバーとして登録済みという。サービス営業時間中は電話やメールで対応するカスタマーサポートを設置し、トラブルにも対応する。

レストラン側も初期投資なしで宅配サービスを始められ、来店以外での売り上げ拡大が期待できる。開始にあたって提携した店の6割以上が宅配は初めて。世界ですでに使われているアプリのため、訪日観光客も利用でき、世界中の人に店を知ってもらえるのもメリットとしている。

今回提携したイタリア料理「ダルマット」の齋藤誠オーナーシェフは「出来立ての料理を短時間で届けてくれる」ことが参画した理由の1つで、ウーバーで新たな顧客を獲得したいと語った。注文から配達までにかかる時間は世界平均で34分という。

 

(白木真紀)

関連記事
Topic Board トピックボード
人気連載
Trend Library トレンドライブラリー
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

Access Ranking
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!

※過去48時間以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※週間いいね数のランキングです。

トレンドウォッチ
朴槿恵大統領の罪と罰

韓国検察は朴大統領を同国憲政史上初めて立件した。親友を不当に国政へ介入させた容疑だ。支持率は史上最低の1ケタ、政権はもはや死に体。対日関係は再び不安定化するのか。