“おいしさ”追求でロイヤルホストが復活

脱・低価格路線で客単価は過去最高へ

ファミリーレストラン老舗のロイヤルホストが復活の気炎を上げている。前2012年12月期の既存店売上高は1996年以来、16年ぶりに前年を超えた。客単価は10年より100円以上増え過去最高の1170円に達した。ガストやサイゼリヤなど同業のファミレスに比べると1.5倍の水準だ。ロイヤルホストに何が起きているのか。

低価格攻勢に押され苦戦したが・・・

かつてはすかいらーく、デニーズと並ぶファミレス御三家と称されたロイヤルホスト。近年はライバルの低価格戦略に押され、影は薄くなりがちだった。店舗数はこの3月末で236店と、ガストの1331店、サイゼリヤの959店と大きく差をつけられている。

外食産業の市場規模は97年の29兆円をピークに、11年には23兆円まで縮小した。市場縮小と歩調を合わせるようにロイヤルホストも98年の377店をピークに店舗数の減少が続く。今後も不振店をステーキ専門店「カウボーイ家族」などへ業態転換を進め、14年末までに212店まで縮小する見通しだ。

店舗数が減れば、一般消費者の認知度は徐々に落ちていく。親会社ロイヤルホールディングスにとってロイヤルホストは売り上げの3割を占める主力業態であるだけでなく、圧倒的な知名度を誇るブランド力の源泉。このままの縮小均衡路線を黙って見ているわけにはいかない。ロイヤルホストの再建は77年の東京1号店(三鷹市)の店長で、機内食事業や高速道路サービスエリア事業のトップを務めていた矢崎精二(現ロイヤルホスト社長兼ロイヤルホールディングス専務取締役)に託された。

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