大手不動産4社、住宅見込み客“争奪戦”

最後発の三菱地所、有楽町にワンストップ営業拠点を開設

不動産業界で、住宅関連の情報やサービスをワンストップで提供する営業拠点の開設が、ちょっとしたブームになっている。人口減少のあおりを受けて、2000年代前半のようなマンション市場の盛り上がりが期待できない中、限られたパイをできる限り自社で囲い込もうというのが狙いだ。

大手不動産4社のうち、唯一、流れに乗り遅れていた三菱地所が、ようやく重い腰を上げた。三菱地所は4月12日、JR有楽町駅前に「三菱地所のレジデンス ラウンジ」をオープン。マンション購入からリフォーム、賃貸、売却まで住宅関連の情報、サービスを提供する。仕事や買い物などで有楽町を訪れる人をターゲットに、潜在需要を掘り起こしたい考えだ。

コンシェルジュが3人常駐

ラウンジには3人のコンシェルジュが常駐し、「いつが買い時なのか」「新築と中古、どちらがいいか」といった来場客の質問に答える。今すぐに住宅を購入しようと考えている客だけでなく、5年、10年先を見据えて検討している客にも対応する。

ラウンジ内には、物件の分布状況などを確認できるデジタルサイネージ(電子看板)や400冊を超える住宅関連の書籍が設置されている。無料で貸し出されるアイパッドを使えば、本来なら現地販売センターでしか見ることのできないマンションのパンフレットを閲覧することも可能だ。

三菱地所は年間3万人の来場を見込んでおり、利用状況を考慮しながら、ほかのエリアでも出店を検討する。

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