米大統領選を攪乱する「健康問題」という爆弾 クリントン夫妻の業は何と深いことだろう

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ここからは恒例の競馬コーナーである。実はこの夏、単行本の執筆のために自らに「禁競馬」を課していた。馬券を買うことはもちろん、テレビ中継を見ることさえ自粛していた。ということで、今の筆者は競馬が恋しくてたまらない。ああ、中山競馬場がワシを待っている。

久々の出動となる今週末は、朝日杯セントライト記念(G2)である。菊花賞トライアルの2200メートル、昨年はキタサンブラックが勝利し、そのまま菊花賞でも初のG1を制覇した。今年も真に強い3歳馬が勝ってくれるだろう。

あくまでも軸はディーマジェスティ

となると、答えは出たようなもので皐月賞馬のディーマジェスティ。凱旋門賞に臨むマカヒキには一歩譲るが、サトノダイヤモンドとは1勝1敗、3歳馬3強の一角は伊達ではない。たぶん単勝1倍台の人気となるだろうが、これ以外の馬を買っては競馬ではなくてただのギャンブルになってしまう(なんだか小幡績先生のような口ぶりである )。

とはいうものの、競馬はギャンブルでもあるから、普通の買い方をしていては面白くない。ディーマジェスティを軸にした3連単で、少し薄目の馬に流してみよう。①このレースとは相性がいいラジオNikkei賞を制したゼーヴィント、②賞金が足りなくて優先出走権(3着以内)が必要なメートルダール、③中山コースに強いステイゴールド産駒のステイパーシスト、④パドックでよく見えた馬を加えて勝負してみよう。さすれば配当的にも期待できるのではないか。

強い馬が勝ってほしいが、高配当も期待したい。欲深も競馬場では美徳なのである。

かんべえ(吉崎 達彦) 双日総合研究所チーフエコノミスト

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Kanbee

吉崎達彦/1960年富山県生まれ。双日総合研究所チーフエコノミスト。かんべえの名前で親しまれるエコノミストで、米国などを中心とする国際問題研究家でもある。一橋大学卒業後、日商岩井入社。米国ブルッキングス研究所客員研究員や、経済同友会代表幹事秘書・調査役などを経て2004年から現職。日銀第28代総裁の速水優氏の懐刀だったことは知る人ぞ知る事実。エコノミストとして活躍するかたわら、テレビ、ラジオのコメンテーターとしてわかりやすい解説には定評がある。また同氏のブログ「溜池通信」は連載500回を超え、米国や国際政治ウォッチャー、株式ストラテジストなども注目する人気サイト。著書に『溜池通信 いかにもこれが経済』(日本経済新聞出版社)、『アメリカの論理』(新潮新書)など多数。競馬での馬券戦略は、大枚をはたかず、本命から中穴を狙うのが基本。的中率はなかなかのもの。

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