大林組が表参道のビル一新、最新技術注ぐ

表参道の新ビルはデジタル設計駆使し地震対応も徹底

官公需のピーク比半減や職人人口の低下など建設業界全体を覆う構造不況。がれき処理や官公庁舎の復旧など震災関連事業が続いてはいるものの、せいぜい2010年の大底から10~20%の底上げにとどまり、建設事業全体の復活には程遠い状況だ。その状況打開のため、海外展開やインフラ強化関連事業などの育成へ、各社とも知恵を絞っている。スーパーゼネコンの一角を占める大林組もそのひとつだ。

2012年4月にスタートした中期経営計画(2015年3月期目標)の中で、大林組は不動産、新規事業、技術・ICTを中心に合計1500億円の投資を行う。この半分、750億円を占めるのが不動産事業だ。このうち600億円は建て替えや新築、中古ビルの買収など賃貸資産投資で、東京と本拠地である大阪などのオフィスビルが中心となる見込み。なかでも力が入っているのが、この4月4日にオープンするオーク表参道だ。

力が入るオーク表参道

建て替え前の旧ビルは、通称、ハナエ・モリビル。グループ会社の大林不動産の保有で、丹下健三氏の設計により、世界的デザイナーである森英恵氏のショップが入居、1978年から表参道のランドマークとして名を馳せた。設備老朽化にともない、2011年4月から建て替えに着手。テナントはファッション系と飲食系をメインに、新たなランドマークタワーとしての存在感をアピールすることになる。

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