コーヒーで「健康になる人」は遺伝子が違う!

カギを握るのはカフェイン代謝

コーヒーは健康にいいのか、悪いのか(撮影:今井康一)

コーヒーがなかったら、私のほとんどの仕事は完成を見なかっただろう。この記事もそうだ。

なにしろ朝、エスプレッソを1杯飲まないと、ちゃんと目が覚めない。コーヒーを飲むと体がシャキッとして、やる気が出て、ある意味でハイになる。それは私だけではないだろう。でも、これって体にいいのかなと、ちょっと不安になるときがあるのも事実だ。

コーヒーは体にいいのか、悪いのか、専門家の意見は一致しない。米国心臓協会(AHA)も、コーヒーと心疾患の関係については、相反する結論を示す研究があるという。

遺伝子が「カフェイン代謝」のスピードを決める

世界保健機関(WHO)は長年、コーヒーを発癌性がある「可能性のある」食品に分類していた。それが最近、コーヒーと癌の関連性を示す証拠は「不十分」であるとの認識を示した。

最新版の「米国人のための食生活ガイドライン」は、少量のコーヒー摂取は慢性病を減らすなど、健康にいい可能性があると指摘している。

なぜ、コーヒーの健康への影響については、専門家の分析でも相反する結果が生じるのか。その答えは遺伝子にあるらしい。

トロント大学のアフメド・エルソヘミ教授が、コーヒーの効用についての研究結果にばらつきがあることに気づいたのは、約10年前のこと。コーヒーを1杯飲んだだけで興奮する人もいれば、4杯飲んでも眠気が収まらない人がいるのはなぜなのか。

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