日経平均は薄商い、ソフトバンクが急伸

東証1部の出来高は12.4億株で今年最低

 8月15日、東京株式市場で日経平均は小反落。夏季休暇入りで市場参加者が少なく、薄商いのなか、方向感は乏しかった。写真の株価ボードは都内で昨年10月撮影(2016年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 15日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は小反落。1ドル101円台前半とドル安/円高方向に振れた為替が重しとなったが、日銀による上場投資信託(ETF)買い入れ期待などが下値を支え、日経平均はプラス圏に浮上する場面もあった。

もっとも夏季休暇入りで市場参加者が少なく、薄商いのなか、方向感は乏しかった。

東証1部の出来高は12億4377万株と今年最低を更新。東証1部の売買代金は1兆5701億円となり、今年2番目の低水準だった。日経平均の高安値幅は87円53銭と、5月25日以来となる小幅な値動きにとどまった。

日経平均の下落率0.30%に対し、TOPIXは同0.50%となり、NT倍率<.NTIDX>は一段と上昇した。好決算を発表したアリババ・グループ・ホールディング<BABA.N>が前週末の米国株市場で年初来高値を更新し、ソフトバンクグループ<9984.T>が7%高となったことなどが日経平均を押し上げた。

内藤証券・投資調査部長の田部井美彦氏は「日銀のETF買い入れで下値は限定されている一方、相場全体の値動きも乏しくなっている。目先は上下に振れにくい大型株からジャスダックやマザーズなど新興株に再び資金が流れ込む公算が大きい」と述べた。東証マザーズ指数、日経ジャスダック平均ともに続伸した。

寄り付き前に発表された2016年4─6月期の実質国内総生産(GDP)は、年率換算でプラス0.2%と、事前予測(年率プラス0.7%)をやや下回ったが、株式市場への影響は限られた。

一方、日経平均オプション市場では権利行使価格1万5000円のプット9月限の売買高が6000枚以上と、前営業日から3倍近くに膨らんだ。市場では「指数が底堅い分、今後急落するリスクも内包しており、それに備える動きが出ているのではないか」(国内証券)との声が出ていた。

個別銘柄では、シチズンホールディングス<7762.T>が大幅安。12日に2017年3月期連結業績予想の下方修正を発表し、嫌気された。半面、2016年1━6月期の連結営業利益が前年同期比48.3%増となったサイボウズ<4776.T>は年初来高値を更新した。

東証1部騰落数は、値上がり568銘柄に対し、値下がりが1260銘柄、変わらずが144銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      16869.56 -50.36

寄り付き    16866.89

安値/高値   16844.58─16932.11

 

TOPIX<.TOPX>

終値      1316.63 -6.59

寄り付き    1319.07

安値/高値   1315.92─1322.99

 

東証出来高(万株) 124377

東証売買代金(億円) 15701.28

 

 

(杉山容俊)

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