能年玲奈「改名」で見えた焦りとかすかな希望 「洗脳」は本当にあった?なぜ「のん」に改名?
今後の活動について能年さんは、「現状、お仕事は何も決まっていません。でもワクワクしています!『表現したい!』という想いが漲っているんです」と実に意欲的。さらに、「あくまでベースは女優。私自身を造っているものだと思っています」と断言しました。
しかし、『週刊文春』で阿川佐和子さんから「女優業をバンバンやっていくぞという感じ?」と聞かれたとき、能年さんは「できる範囲で」と控えめに答え、今後の予定を聞かれたときも「演技の仕事は声をかけていただかないことには始まらない」とジレンマを感じさせました。さらに、「とりあえず今は、作りたいものを作ってみてそれから考えようかなっていう感じです」という言葉には、「女優のオファーを待っています!」とはっきり言えないつらさを感じました。
ただ、そうは言いながらも、「(今後やりたい役は)まずはコメディ」と答えてしまう正直さも能年さんの魅力。「このままでは鈍っちゃうと思い、発声や演技のレッスンやクラシックバレエを習いに行っていました」という言葉からは女優にかける想いがにじみ出ていました。そして結局、「いずれ舞台にも声をかけていただけたら出てみたいんですけど、今のままじゃ出られないと思いまして」と熱く語るのも能年さんらしさと言っていいでしょう。
能年さんに幸いなのは、「ブログとインスタグラムも始める予定です」と話しているように、今の時代にはネットがあること。自らに加え、関係者やファンからの発信で、活動内容が世間に伝わり、面白ければネット媒体が取り上げ、盛り上がればほかのメディアに飛び火して「彼女が見たい」という待望論が巻き起こります。
また、「女優業をもっと鍛錬して、その延長線上にあるものとして、モノづくりもやっていきたい」と明かすなど、すでに絵本や楽曲を作りはじめているようですが、ネットならリリースの障壁はほとんどありません。能年さんを救うのは、華々しい復帰作ではなく、ファン発信で一般層に広がる待望論と、ネットでの作品販売になるような気がします。
「小泉今日子×舞台」の復活劇
能年さん復帰のキーマンになりそうなのは、かねてからうわさされているとおり、「あまちゃん」で母親役だった小泉今日子さんで間違いないでしょう。小泉さんはドラマ終了後にミシンをプレゼントするなど、つねに能年さんを気にかけてきましたし、能年さん自身も「能年玲奈」として書いた最後のブログに小泉さんの公演に行ったことを書き、2ショット写真を添付していました。
さらに能年さんは、「親子だと思われた(間違われた)のがうれしかった」「中1のころ『学園天国』のコピーをしていた」「コメディの間のセンスがあると言っていただけた時は本当にうれしかった」と話すなど、小泉さんにベタボレ。『FRIDAY』『週刊文春』ともに小泉さんの名前を躊躇なく出したところも、何かしらの動きを感じさせます。
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