「住みよさランキング2016」関東・東北編 北海道を含めて各県のトップ3にも注目

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「関東」ブロックのトップは、全国1位の印西市(千葉)。2位は守谷市(茨城)、3位はつくば市(茨城)となった。

2位の守谷市は、2008年に総合1位に輝いたこともあるランキング上位の常連。茨城県南部に位置し、千葉県の柏市、野田市と利根川を挟んで隣接している。

東京都心からの距離は約35km、茨城県は東京都と隣接していないが、1位の印西市よりも若干都心に近い位置にある。人口は約6.4万人。人口・世帯数ともに増加し続けており、若い世代の住民が多い。「利便度」が全国21位、「快適度」が全国30位、「富裕度」が全国64位で、この3部門が寄与している。

3位のつくば市は、ブロック内の順位は昨年と変わらないが、全国順位は昨年16位から今年12位に上げている。茨城県の南西部に位置し、東京都心から約50kmの距離。学術・研究都市として知られている。人口は約22.7万人。人口20万人を超える中核市レベルの都市のなかでは全国で最も順位が高い。守谷市同様、つくば市も人口・世帯数ともに増加し続けている。「利便度」が全国31位、「快適度」が全国20位、「富裕度」が全国43位で、この3部門が寄与している。

「関東」は1~6位までが昨年と不変

「関東」ブロックでは、1位の印西市(千葉)から6位の神栖市(茨城)までが昨年と変わっていない。6位以降では、武蔵野市(東京)が昨年14位から7位に、太田市(群馬)が昨年18位から8位に、木更津市(千葉)が昨年33位から9位に上昇してトップ10入りを果たした。

木更津市が大きく順位を上げたのは、市内に大型商業施設が開業したことによる「利便度」の順位の上昇が主な要因である。各都県のトップは、茨城が2位の守谷市(全国11位)、栃木が14位のさくら市(全国85位)、群馬が8位の太田市(全国55位)、埼玉が16位のふじみ野市(全国87位)、千葉が1位の印西市(全国1位)、東京が7位の武蔵野市(全国46位)、神奈川が15位の逗子市(全国86位)であった。

次ページ最後は各県トップ3を一挙紹介
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