タマネギ危機!収穫量を半減させた病の正体

「産地の存亡にかかわる」一大生産地がピンチ

べと病で葉が立ち枯れしたタマネギ畑。わずかでも無事なものを選んで出荷したいと、生産者は祈るような思いで畑を掘り返している=杵島郡白石町

全国2位の生産量を誇る佐賀県産タマネギが、深刻な不作に陥っている。

生育不良を引き起こす「べと病」の発生に加え、1月末の雪害や平年を大きく上回る4、5月の降雨が響いた。収穫量が平年の半分と訴える生産者も多く、県やJAは「産地の存亡にかかわる」として、緊急対策の準備を急いでいる。

県産の7割近くを占める杵島郡白石町。本来なら青々としたタマネギの葉を機械で刈り、生産者らが畑一面に広がって収穫に励む姿が見られる。だが、今年は葉が立ち枯れするなど、状況が一変している。

出荷できるものも小玉が中心…

当記事は佐賀新聞LIVEの提供記事です

「収穫できないなんて、30年以上作ってきて初めて」――。約6・5ヘクタールに作付けした男性(60)はため息をつく。掘り起こして出てくるのは玉太りが不十分なものばかり。かろうじて出荷できるものも「S」「2S」と小玉中心という。

「1000万円以上の減収だが、これ以上傷口を広げるわけにもいかない」。男性は田植えに備え、トラクターでタマネギをつぶして畑にすき込んでいる。

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