オバマ「広島演説」に世界の注目が集まるワケ

米国の責任をどこまで滲み出せるか

広島の原爆ドーム。オバマ大統領はここで何を語るのか (写真: lux5817/PIXTA)

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今月末に行われるオバマ米大統領の訪日に広島滞在が含まれると発表されたことは、歓迎すべきニュースだ。もちろん、オバマは、この街を壊滅させて9万人を瞬時に殺害 (放射線の影響でさらに多くの人々が後に死亡) した1945年の核攻撃の謝罪はしない。とはいえ、この訪問が、この場所で何が起き、なぜそのようなことが起こったのかに関する、内省や議論を促すのは避けられない。

広島と長崎への原爆投下を支持する主要な議論は、第二次世界大戦の終結を早め、原爆の死者よりも多くの日本人や米国人の命を救ったというものだ。この議論は、広島が軍事的標的でなかったことを暗に認めている。攻撃の主な戦術的目的は多数の市民を殺害することで、日本人に、戦争を続けることによる高い代償を見せつけることだったからだ。

広島と長崎が選ばれた理由

原爆の凄まじい威力をなぜ、たとえば都市部から離れた軍事施設を攻撃することで、日本人に見せつけなかったのかと疑問に思う人もいるかもしれない。この案は当時検討はされたが、米国当局は、日本の政策決定者に与える影響はさほど大きくないと判断したのだった。

米当局には、遠隔地ではなく、広島や長崎を選ぶ別の理由があった。都市部への原爆投下の影響を直接見たかったのだ。たとえば、東京などは標的に選ばれなかった。既に爆撃されており、被害の状況を原爆の影響と簡単に区別できなかったからだ。京都も検討はされたが、新婚旅行でこの街を訪れていたヘンリー・スティムソン米陸軍長官が文化遺産の破壊に反対した。こうして広島と長崎が選ばれた。

この論法の問題点は明らかだ。最も明白なのは、戦闘期間の短縮が見込まれる状況下で民間人の大量殺戮が容認されるのならば、いかなる残虐行為も人道を外れないと見なされるという点だ。しかし、オバマは広島への謝罪に消極的な姿勢を取り続けており、この姿勢には恐らく、ほとんどの米国人が賛同するだろう。この論法には、数多くの要素が絡み合っている。

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