バナナが時間計測単位の国を知っていますか

世界中にある「日本語に訳せない言葉」の魅力

マレー語に「バナナを食べる所要時間」を表す単位があるって知っていますか?(写真 : 三太郎 / PIXTA)

心に湧いてくる感情にぴったり合う言葉が見つけられない……。言葉で表現しようとすると、ひどくまどろっこしくなってしまう……。誰しもそんな経験を一度はしたことがあるのではないだろうか。

私たちは言葉があることで、思考することができ、他者と”目に見えないもの”を共有することができる。一方で、言葉によって私たちの思考は規定され、その範疇をはみだす部分については、表現することをあきらめざるをえない場合もある。

だが、そんな「日本語では表現できなかったもの」を的確に表す言葉や、意識すらしたことがなかった世界を示す言葉に、外国語を学ぶなかで出会うことも少なくない。

本書『翻訳できない 世界のことば』 は、世界の様々な国に暮らした経験をもつ筆者が、「他の国のことばではそのニュアンスをうまく表現できない『翻訳できないことば』たち」を世界中から集めてまとめた一冊だ。

その「単位」ありなんだ……

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長さの単位にはメートルの他にマイルやフィートが、重さにはグラム以外にポンドやオンスなど、様々な計量の単位が存在することは誰しもよく知っているだろう。だが、本書に出てくる「単位」はきっと初見にちがいない。

フィンランド語の「poronkusema(ポロンクセマ)」は「トナカイが休憩なしで、疲れず移動できる距離」を意味する。大半の日本人にとってはまったく見当がつかないだろうが、約7.5kmを指すらしい。トナカイが生息する地方では、とても便利な言い回しだとか…。

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