日経平均は小幅続伸、円安も続かず

先物売りで上げ幅縮小、売買代金低調

 5月11日、東京株式市場で日経平均は小幅に3日続伸。朝方は前日の米国株高に加え、ドル高/円安基調を手掛かりに買いが先行。写真は都内の株価ボード。2014年1月撮影(2016年 ロイター/Issei Kato)

[東京 11日 ロイター] -

東京株式市場で日経平均は小幅に3日続伸。朝方は前日の米国株高に加え、ドル高/円安基調を手掛かりに買いが先行。日経平均は一時249円高となったが、買いは続かず、先物売りに上値を押さえられた。引け後にトヨタ<7203.T>の決算発表が予定されていることも買い手控えにつながった。TOPIXは3日ぶりに小反落となった。

朝方は堅調だったが、ドル/円<JPY=EBS>が109円を割り込んだことも重しとなり、次第に売り圧力が強まった。日経平均は前週末の一時1万6000円割れから急ピッチに戻りを試していたため、利益確定売りや戻り待ちの売りが出たという。週末のオプションSQ(特別清算指数)算出をにらんだ仕掛け的な動きとの見方もあった。

東証1部の売買代金は2兆1875億円と比較的低調。今週は主力企業の決算発表が目白押しで「企業業績を見極めたいとして、国内機関投資家などが様子見姿勢を強めている。薄商いの中、短期的な先物売買に振らされる展開」(内藤証券・投資調査部長の田部井美彦氏)との声が多かった。

個別銘柄では、クボタ<6326.T>が続伸。10日に発表した自社株買いが材料視された。また10日に堅調な2016年3月期連結決算(国際会計基準)を発表したソフトバンク<9984.T>も高い。

半面、DOWA<5714.T>が反落。10日に発表した17年3月期連結業績予想が1ドル115円前提でも2桁減益見通しとなり、ネガティブな見方につながった。市場予想を下回る17年3月期見通しを発表した武田薬<4502.T>も軟調だった。

東証1部騰落数は、値上がり899銘柄に対し、値下がりが925銘柄、変わらずが127銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      16579.01 +13.82

寄り付き    16736.72

安値/高値   16536.61─16814.64

 

TOPIX<.TOPX>

終値       1334.3 -0.60

寄り付き     1347.95

安値/高値    1330.98─1353.03

 

東証出来高(万株) 212864

東証売買代金(億円)21875.18

 

 

 

(杉山容俊)

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