デキないオトコのPDCAはなぜイケてないのか リズム感が悪いので「ぐちゃぐちゃ」します

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リロンでなくリズムで身に付けるお作法

① DCAP (ディーキャップ

「裏から入る」リズムみたいに、Do(実行)から始めるPDCAリズムの進化版です。とりあえず最初の1件を試しにやってみる。試した結果を評価して(Check)、仕事の仕方を調整(Action)。仕事の仕方がつかめたら、ちょっと先まで予定を立ててまた試す……という、まったく新しい仕事を始める時に効果的なリズムです。

② 即興PDCA

ゲンバを歩き回り、その場で話してその場で考える。Plan Do Check Actionとは違う即興型の新しいPDCA
P 〜 PuraPura :ぷらぷらゲンバを歩く
D 〜 Do-Yoh:どうよ?とメンバーに声をかける
C 〜 Chot to:ちょっと聞かせてと、メンバーが困ってたら話を聞く
A 〜 Action:メンバーとその場で対策を話し合う
リーダーがチームのやる気や生産性を上げたい時に便利なリズムです。

ビジネスの世界では、DCAPリズムにあたる「リーンスタートアップ」という理論があります。即興PDCAリズムと同じ内容の「マネジメント・バイ・ウォーキング・アラウンド」という理論があります。どちらも頭で考えると難しい。デキる人はマネジメントのお作法を、リロンじゃなくリズムで身につけるから、うまく実践できるのかもしれません。

仕事がデキる人は、仕事のリズムが良い。音楽だけじゃなくて仕事もリズムが必要なのは、「相手」がいるからだと思います。相手やゲンバに関心を持って、相手と息を合わせることが、音楽も仕事も大事。音楽の帝王とも言われた人の残した言葉を思い出します。

相手の音楽を理解するっていうのは、その人間を理解するってことじゃないか。  〜マイルス・デイヴィス

 

タブ タカヒロ ビジネスコンサルタント、はたらく女性のかていきょうし

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たぶ たかひろ / Takahiro Tabu

東亜大学トータルビューティ学科客員准教授。外資系アパレル2社→MBA取得→コンサルティングファームという経歴で現在に至る。新卒でやたらと有能な女性の多い職場で女子力を鍛えられ、海外勤務も経験。MBA取得後、コンサルティングファームにて、男くさいロジックと競争の世界に翻弄され、一瞬自分を見失ったものの、土壇場で開眼。周りを巻き込み味方を増やしてわくわく仕事をするスタイルを確立。週末にライフワークとして行っている「はたらく女性のかていきょうし」は大人気の数カ月待ち。セミナー開催や、雑誌取材など多方面で活躍中。共著に『外資系コンサルはなぜ、あえて「手書き」ノートを使うのか?』(KADOKAWA)。

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