デキないオトコのPDCAはなぜイケてないのか リズム感が悪いので「ぐちゃぐちゃ」します

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① 自分ごと

デキないオトコはゲンバに関心を持ちませんが、デキる人は「その仕事ってどうやってやるの?」が口ぐせ。ゲンバに興味を持つので、「他人ごとじゃなく自分ごと」としてゲンバの仕事を理解する。毎度の細かい報告や説明が不要になるので仕事にリズムが生まれやすい。

② 「Plan」に時間をかけない

デキないオトコは立派な計画を提出させるのが大好きですが、デキる人は違います。「その仕事ってどうやってやるの?」、「それってざっくり1件あたりどれくらいかかるの?」「じゃあ、〜日間でやってみようか?」と対話しながらざっくり素早く計画。すぐDoにとりかかれる。

③ 「A」がオトコマエ

PlanDoCheckの結果、計画通りじゃなければAction(対策)です。デキないオトコの対策は「がんばります」だけ「数字いじり」の机上の空論になりがち。デキる人は3つの選択肢から割り切りが明確で説得力のある、オトコマエな対策を選びます。

(1) 削る:やるべき仕事の内容を削り、仕事量を軽くして間に合わせる
(2) 他を止める:優先度の低い他のタスクを延期したり止めて、人を増やして間に合わせる。
(3) 遅らせる:他のタスクが優先度高いので、遅れたままリスケする。

 

対策が実行可能なので、Actionからチームのリズムが生まれやすい。

相手とリズムを合わせるのが、デキる人のPDCA。デキる人にとってPDCAとは「回す」というより「いっしょに踊る」というイメージのようです。

デキる人を観察していてさらに発見したことがありました。デキる人は仕事のリズム感が良いので、PDCAの別バージョンのリズムも使いこなせることです。PDCAの別バージョンリズムは、2種類あります。

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