デキないオトコのPDCAはなぜイケてないのか リズム感が悪いので「ぐちゃぐちゃ」します

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デキないオトコのぐちゃぐちゃした仕事の進め方を観察していると、ぐちゃぐちゃの理由となる3つの共通点が見つかります。

そのこだわり、必要ですか?

1. 「見える化」にこだわる

仕事を数値や図式で把握するのを「見える化」と呼びます。デキるフリしたデキないオトコはこのキーワードが大好き。見えてどうしたいか、そのために何を見たいかを忘れて、「なんでも見える化」してしまう。報告資料作りばかりのぐちゃぐちゃPDCAに陥りがち。

2. 「仕組み化」にこだわる

仕事がうまく回る報告ツールや報告プロセス、会議体をつくるのが「仕組み化」。できるフリしたデキないオトコのお気に入りワードの1つです。報告や会議のつつがない運用に気が向いてしまい、形式的なPDCAで中身はぐちゃぐちゃ……がよくあるパターン。

3. 「回す」にこだわる

自動的にうまく仕事が「回る」仕組みやプロセスだけに関心を持つ。デキないオトコの多くはゲンバの仕事に関心を持たず、PDCAで仕事を「回す」ことに執心。実態はまったくうまく回ってないことが多い。

デキないオトコに共通する、カタチだけのオンチなPDCA。ゲンバへのホンキ度の低さが、最大の原因なのかもしれません。

デキる人の仕事の進め方にも共通点がある

デキる人の仕事の進め方を観察してると、PDCAへの考え方がデキないオトコとまったく違うことがよく分かります。バレエにアン・ドゥ・トロワというリズムがあるように、仕事にとってのリズムがPDCAというのが、デキる人のPDCA観でした。具体的には3つの共通点があります。

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