なぜ大半の実家は「ゴミ屋敷化」するのか?

大の仲良し「サザエさん一家」も避けられない?

20××年、ゴミ屋敷と化した磯野家をカツオが一人で片づける羽目に…(写真:koti / PIXTA)
いま、親の介護や終活と並行して訪れている大問題が「実家の片づけ」です。たいていの場合、この問題は、仕事や家事で忙しい子世代に降りかかります。『カツオが磯野家を片づける日』(SB新書)でモデルになってもらった磯野家でも、ある日突然、離れて暮らすカツオが、一人で実家を片づけることになりました。
この連載では全3回にわたって、あの磯野家でシミュレーションしながら、実家が散らかる原因と対策、片づけ方のポイントについて、わかりやすく説明していきます(本連載は原作の世界観とは異なります)。

ほとんどの人が無関係ではいられない「実家の片づけ」

20××年。舞台は東京都世田谷区の閑静な住宅街、磯野家です。ただ、30年もの歳月が流れ、残念ながらみなさんがご存じの掃除の行き届いた磯野家ではありません。ゴミ屋敷と化した磯野家です。

ここでみなさんは、素朴な疑問を抱いたのではないでしょうか。フネはきれい好きだったはずだと。しかも、家事のできるサザエもそばにいたはずだと。また、ゴミ屋敷化した磯野家を、なぜカツオひとりが片づける羽目になったのか、不思議に思った人は多いでしょう。その「謎解き」と「解決策」が、これから始まる「実家の片づけ」です。

どんなに今きれい好きで、片づけ上手な専業主婦がいて、家族もたくさんいたとしても、少子高齢化社会においては、実家がゴミ屋敷化して、片づけの問題に直面する危険にさらされています。

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