新入社員がランチ会で、やってはダメなこと あなたの社会人としての評価はここで決まる

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鉄則5:会計を済ませる間、近くにいてはいけない

食事が終わった後、おごってもらえるかどうかわからない場合は、財布を出してお金を払う意志を見せるのがマナーだ。ただ、「ここは出すよ」と上司や先輩に言われたら、食い下がらずに素直に甘え、「ありがとうございます」とお礼を述べよう。

注意したいのは、上司や先輩がレジで会計を済ませている時。後ろや横など、すぐ近くにいるのはマナー違反だ。財布の中身を見られているようで、良い気分はしない。店の外に出て待っていてもOKだ。

鉄則6:「ごちそうさま」を忘れずに

店の外で待っていて、上司や先輩が出てきたら、そのタイミングで、忘れずに「ごちそうさまでした」とお礼を言おう。「おいしかったです」などとポジティブな感想を一言加えると、上司も「連れて来て良かった」と思ってくれるはずだ。

夜の飲み会にも応用できる

鉄則7:瓶ビールはラベルを上に、コップにつけない

ランチの時にはないだろうが、夜の食事に誘われた時は、瓶ビールを飲むことがあるかもしれない。その時は積極的にお酌をしよう。注ぐときはビールのラベルを上にして、片手は瓶の底(ラベルを隠さない位置)を持ち、もう片方の手は瓶の口の下を支えながら注ぐのがマナー。瓶がコップにつくと不潔だと感じる人がいるので、つかないように気をつけよう。

コップが空になりそうになったら、「ビールいかがですか?」とたずねてから注ぐ。逆に、上司や先輩がお酌をしてくれた時には、断らずに、「ありがとうございます」とお礼をしてから、両手でコップを持って注いでもらおう。お酒が飲めないなら、そのことを伝えて、少しだけ注いでもらえば良い。

いかがだろうか。以上のポイントは、新入社員歓迎会などの飲み会にも応用が効くので、ぜひ覚えておいてほしい。

杉山 直隆 オフィス解体新書・代表

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すぎやま なおたか / Naotaka Sugiyama

1975年生まれ。専修大学法学部卒業後、カデナクリエイト入社。ビジネス誌やビジネス書、企業の社内報・PR誌の執筆・編集を主に手がける。2016年に独立(屋号:オフィス解体新書)。社会人インターンシップ情報を紹介するブログメディア「30歳からのインターンシップ」を立ち上げ、取材活動をしている。共著に『課長・部長のための労務管理 問題解決の基本』『図解&事例で学ぶ入社1年目の教科書』『クイズ商売脳の鍛え方』など。

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