マクドナルド株主総会、最悪の業績に株主は? 謝らないカサノバ社長、目立った下平副社長

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――地方創生の意味からも、少なくても3年間は不採算だからといって店舗を撤退しないでいただきたい。従業員もキャリアアップができずに終わってしまう。

下平副社長:2015年に発表したビジネスリカバリープランの中に、地域に特化したビジネスモデルという重要な戦略がある。フランチャイズオーナーを中心としたビジネスモデルを展開している。その理由は地域への貢献だ。出店をしてすぐに閉店をしてしまう無責任な対応がないように精一杯努力していく。

もう1度1000円バーガーをやる?

――新規形態の店舗を何か考えているのか。以前はマックカフェや少し高級な店舗をやっていたが、最近は何も聞かない。新規形態やもう1度1000円バーガーをやればいいのではないか。

下平副社長:マックカフェについては様々なテストをしている。前年の厳しい環境のなかでも、マックカフェは順調に売上げを獲得している。今後の展開については改めて報告する。

カサノバ社長:現在は新業態参入を考えるより、既存の2980店舗の収益性にフォーカスする。一番重要だと考えているのは、本当においしいバーガーを出すことだ。今年はこれから「バーガーラブ」というプラットフォームを発表する。ほかにも、新しい味のバーガーを提供していく。その一例が名前募集バーガーだ。

常盤 有未 東洋経済 記者

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ときわ ゆうみ / Yuumi Tokiwa

これまでに自動車タイヤ・部品、トラック、輸入車、楽器、スポーツ・アウトドア、コンビニ、外食、通販、美容家電業界を担当。

現在は『週刊東洋経済』編集部で特集の企画・編集を担当するとともに教育業界などを取材。週刊東洋経済臨時増刊『本当に強い大学』編集長。趣味はサッカー、ラーメン研究。休日はダンスフィットネス、フットサルにいそしむ。

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