前回「東海道新幹線、「駅弁が買える駅」はココだ」を公開したところ、読者の方から「何号車付近で買えるのかを知りたい」という声があったので、早速「こだま」で一往復して確認してきた。
その結果、駅弁を購入するなら、自由席である6号車付近に乗車するのが良さそうだ。
何個も駅弁を食べられないという声もあったが、そんな時はグループ旅行がおすすめ。「こだま」はだいたい10~15分ごとに停車するので、皆で相談して、各駅で駅弁をひとつずつ買おう。多くの駅弁が揃ったところで一斉に包みを開き、きれいな盛りつけを楽しんでから皆でシェアする。
メインのおかずが一切れしかないこともあるが、そこは譲り合いで解決。ビジネスマンの多い「のぞみ」では少々憚られるかもしれないが、「こだま」なら大丈夫だ。
「こだま」ならグリーン車も安く
「ぷらっとこだま」や「こだま楽旅IC早特」のような商品を利用すれば、「のぞみ」の普通車よりも安い値段でグリーン車を利用できる。気の合う仲間とゆったりとしたシートに座り、車窓風景と駅弁を楽しむ旅は思いのほか楽しい。
駅弁売場を調査してみて、新たな発見もあった。前回、米原駅は人気駅弁が多く、売り切れのこともあると書いたが、下りホームの売店は14時には閉まってしまう。東京駅を11時以降に発車する「こだま」は、米原駅では駅弁が買いにくいことになり、豊橋までに食料を確保したい。また、小田原駅は上りホームに駅弁の売店がない。米原も小田原も終着駅が近く、停車中に駅弁を購入するニーズが少ないのだろう。
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