最新!「新卒採用数が多い」200社ランキング トップ10にはメガバンクなど金融勢が並ぶ

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採用人数1位はみずほフィナンシャルグループ(1920人)、2~3位には三井住友銀行(1800人)、三菱東京UFJ銀行(1300人)と3メガバンクがトップ3を独占する形になった。5位りそなホールディングスを含めると、トップ5のうち4社が銀行だ。

さらに、7位損害保険ジャパン日本興亜(771名)、9位東京海上日動火災保険(740名)、10位大和証券グループ(740名)など、損保や証券も上位にランクイン。トップ10のうち、実に7社が金融業界となった。

また、上位の顔ぶれを見ると、4位三菱電機(910人)、8位トヨタ自動車(745名)、11位東芝(680名)など、メーカーも多いことがわかる。トップ200社のうち、金融45社に対して、メーカーは62社と、社数対比ではメーカーに軍配が上がる。

大量採用にはワケがある!?

「就職四季報」2017年版。画像をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします

今回のランキングでは上位200社を紹介したが、ランキング圏外を見ていくと、採用人数10名以下の会社は94社。同じ1社なのに、採用人数に大きな差があることがわかるだろう。

では、たくさん採用する会社には、どういった理由や目的があるのだろうか、大きく3パターンに分類することができるはずだ。

まずは、そもそも会社の規模が大きく従業員も多いので、必然的に採用人数が多くなるケース。2つ目は、会社が成長途上にあり、事業を拡大するために積極採用を行うケース。そして最後は、大量離職を見越して大量採用を行うケースだ。

たくさん採用する会社ほど、内々定を手にするチャンスは多いはずだ。ただ、企業研究をおろそかにしている就活生ほど、「たくさん採用する会社イコール大きな会社」と短絡的に考える傾向がある。

さらに、いつの間にか「良い会社のはず」と解釈してしまう就活生が少なくない。そういう人ほど、「大量離職・大量採用」の会社にはまってしまう可能性が高いので注意してほしい。

2016年1月22日配信の「最新!『3年後離職率が低い』トップ200社」で紹介した3年後離職率や、従業員数など、『就職四季報』に掲載しているさまざまなデータを併せて確認することで、「大量離職・大量採用」の可能性はないか、今のうちに読み取っておくことが重要だろう。

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