企業に評価されるエントリーシートの書き方 大学3年生が2~3月にやるべきこと<2>

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エントリーシートで「学生時代に力をいれたこと」について書く際には、以下のようにスター法を使うといいでしょう。

具体的な書き方事例としては……

学生時代に力を入れたことついては「スター法」を使ってみよう(写真:エヌキ ミカ / PIXTA)

「私が学生時代に力を注いだことは、卓球サークルの再興です。私が2年の時には、新人部員がすぐに辞めること、部員が上達しないという問題がありました。

そこで、私は3年生の時に副部長として、同期の3年生一人ひとりと会話を重ね、年2回開催される大会で入賞という目標を掲げると同時に、初心者にも丁寧に教えることを決めました。

そして、後輩育成に力を注ぐと同時に、誰もが出場できる練習試合を増やしました。その結果、3年生最後の大会では3位入賞の目標を達成しただけでなく、メンバーの上達した姿が見られ、一体感のあるサークルに生まれ変わりました」

ESの内容が充実していても、相手に伝わらなくては意味がありません。ESをまとめる際には、設問によってプレップ法とスター法を使い分けてわかりやすく伝えることを心掛けて下さい。

廣瀬 泰幸 オールウェイズ代表取締役

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ひろせ やすゆき / Yasuyuki Hirose

岐阜県生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。株式会社リクルートに入社。15年の勤務期間中に大企業からベンチャー企業まで1000社を超える企業の採用と人材育成を支援。その後、1部上場企業の人事部採用責任者として年間500人の採用と人材育成を行う。2003年、有限会社ヒロウェイ設立。2004年より、株式会社リンクアンドモチベーションの講師として、主として大企業の1万人を超える社員に教育研修を実施。2010年、株式会社オールウェイズ設立。以降、1000人を超える学生に就活コーチングを実施。twitterアカウントは@tender_coach

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