解体!R25--ビジネスの裏側、教えます。社内では意外に評価されていない!?《広告サバイバル》

解体!R25--ビジネスの裏側、教えます。社内では意外に評価されていない!?《広告サバイバル》

2004年に登場したリクルートのフリーマガジン『R25』。毎週60万部が印刷され、木曜日に駅やコンビニの専用ラックに置かれるや、すぐになくなる人気ぶりは今も健在だ。しかし、その社内評は意外と芳しくない。

関係者曰(いわ)く、「あれほど社内外で評価の異なる媒体も珍しい。最近の成功事例ナンバーワンは『ホットペッパー』で、『R25』なんかじゃない」。「派生媒体の『L25』は廃刊も間近では? 」といった観測すら飛び交っているという。

身内で、こうもネガティブな意見が多いのはどうしてか。それは、利益率の低さに原因がある。「雑誌自体の損益はトントン。ウェブやモバイルへの投資も含めると持ち出し」とは、柏木斉リクルート社長の弁。利益を重視するリクルートの社風からすれば、とても成功とは言いがたい状況にあるわけだ。

とはいえ、『R25』の広告料金は「死ぬほど高い」(大手代理店関係者)ことで有名。1本当たりの商談も、最大で6000万円と結構な金額に上る(下図参照)。

電車の中吊りや駅に置かれた配布ラックでのタイアップなど、テレビや新聞を見ない今の若者に対して露出効果の高い交通広告と連動させることで、通常の雑誌では考えられないような高額商品に仕立て上げているのだ。ラックの管理などにはたいへんな手間がかかるため、ドブ板的な現業部隊を持つリクルートでなければ、なかなか手が出せないビジネスともいえる。


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