日本株を買うなら1万6000円まで下げてから

円高は1ドル102円まで進む可能性がある

円高基調が変わる兆しはない(写真:AP/アフロ)

1月13日の日経平均株価は年明け後、初めて上昇に転じた。しかし、12日までは6営業日続落。12日までの日経平均株価の下落幅は1814円に達し、その間に投資家心理は一気に冷え込んだといえる。

証券業界では「年前半高、年後半安」といった声が多かっただけに、予想を超える下げになったといえる。とはいえ、筆者は年初からの6連敗が今年の継続的な株安を示唆しているとは思わない。ただし、年前半のリスクとしては引き続き「円高・株安」を念頭に入れておくべきであろう。

戻り過程での手仕舞い売りを実行

年初からの下落は筆者の想定を超えるスピードだったが、幅としてはむしろまだ足りないというのが率直な印象である。したがって、目先は短期的な急落に対する調整的な戻りが入ると考えていた。この点は、先週の本欄でも指摘したとおりである。つまり、中期的な下落基調の中での第一回目のリバウンドのタイミングとして、「日経平均株価の25日移動平均線の10%下方乖離は6日時点で1万7200円であり、まずは1万7500円から1万7000円までの押し目を買うつもりでスタンバイしておきたい」とした。

その後、株価下落で25日線の10%下方乖離の水準は1万6870円まで低下したが、短期的な底値はおおむね1万7000円程度という見方はそれほど違っていなかったようだ。また12日時点の騰落レシオが60%を割り込むなど、近年まれにみる売られすぎの状態になったこともあり、13日にはようやく反発に転じたわけである。

このような状況から、筆者は12日の夜間取引で早速買いを入れてみた。万が一、1万7000円を割り込むようであれば、いったん撤退することを前提に、1万7500円までの戻り過程での手仕舞い売りという短期戦略を講じてみた。「有言実行」してみた結果、12日の海外市場で1万7500円を超えるところまで回復し、その過程で利益確定を行った。実際にはもう少し戻すかと思われたが、さすがに一日で戻すにはこれまでの下げが大きすぎたということであろう。

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