多くの企業が業務のデジタル化、DXに取り組んでいますが、期待される成果を得ることができていません。いま成功のカギとして挙げられているキーワードが『エンタープライズサービスマネジメント』です。企業の競争優位性を左右する重要なポイントとなっています。
エンタープライズサービスマネジメントを実践することで業務効率の大幅な向上だけでなく、顧客満足度の向上、投資対効果の最大化、変化への即応力強化、従業員エンゲージメントの向上などといった企業変革に重要な価値向上も実現が可能になります。
本セミナーでは、ITサービスマネジメントをどうビジネス領域に拡張すべきか、社内の業務をスマートに自動化し、ワークフローをデジタル化することで組織がどのように変革されるかを、最新の市場動向と識者の解説を交えてご紹介します。
業務効率化、DX、デジタル戦略の課題解決のため、是非ご参加ください。
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PROGRAM
基調講演
14:00 - 14:30
サービスマネジメント:「価値づくり」のレンズ
本セッションは、「サービス・マネジメント」の最前線からコンセプトやフレームワークを紹介し、世界を「価値づくり」の「レンズ」(無意識にかけているメガネやフィルタのようなもの)という視点でとらえることを目的とします。まず、「DX = CX × EX × SX」というコンセプトをもとに、あらゆる産業・企業で進行中のDXを、新たな顧客体験(CX)を実現するためにデジタル技術を活用し、企業改革(EX)を推進する取り組みであり、そしてその実行を通じて産業や地域の社会変革(SX)を目指すダイナミック・プロセスとしてとらえます。さらに、AI全盛時代における「CX(顧客体験)」の機会を効果的にとらえるための3つのレンズ―「レンズ1(グッズ・ドミナント・ロジック)」、「レンズ2(サービス・ドミナント・ロジック)」、「レンズ3(マルチ・サイド・プラットフォーム)」―を紹介します。様々な「価値づくり」の「レンズ」をかけたり外したりすることで、自社の未来の機会や課題がどのように見えるか、皆さんに問いかけます。
一橋大学大学院経営管理研究科
国際企業戦略専攻 教授
イェール大学経営大学院 客員教授
藤川 佳則 氏
[ プロフィール ]
一橋大学経済学部卒業。同大学院商学研究科修士。ハーバード・ビジネススクールMBA(経営学修士)、ペンシルバニア州立大学Ph.D.(経営学博士)。ハーバード・ビジネススクール研究助手、ペンシルバニア州立大学講師、オルソン・ザルトマン・アソシエイツ(コンサルティング)、一橋大学大学院国際企業戦略研究科(一橋ICS)専任講師、准教授を経て現職。一橋ICSにおいて教鞭をとるほか、米国・イェール大学経営大学院、 スイス・EHL (ローザンヌ・ホテルスクール)、韓国・ソウル国立大学ビジネススクール、トルコ・コチ大学経営大学院、等で客員教授を歴任。また、一橋ICSの海外協定校50校以上の学生を対象とする短期集中型プログラムやオンラインコースを担当。専門はサービス・マネジメント、マーケティング、グローバル・バーチャル・チームズ。
協賛講演
14:30 - 15:00
DX時代のサービス運用
DX化に伴ってビジネスとITは「接点」から「融合」に関係性が変化し、IT運用も業務運用との垣根がなくなりつつある。本講演では、ビジネスとITが共創する価値を支えるサービスマネジメントのあり方、運用の高度化とその実践方法を示し、業務部門とIT部門が共に実践すべきサービス運用の姿を解説する。
アクセンチュア株式会社
ビジネス コンサルティング本部
コンサルティンググループ
プリンシパル・ディレクター
中 寛之 氏
[ プロフィール ]
ITサービスマネジメント(ITSM)の専門家として20年のコンサルティング経験を持つ。金融業界を中心に運用に係るコンサルティング案件、クラウド戦略案件を数多く手がけており、特にITSMの高度化ロードマップ策定・運用組織変革・ツール導入などに強みがある
協賛講演
15:00 - 15:30
ITサービスマネジメントから
“エンタープライズ”サービスマネジメントへ
〜企業のすべての部門を価値ある「サービス共創」部門に変革する方法〜
DX推進は一定の成果をみせているが、ビジネスの最前線にいる担当者は増え続ける業務量と限られたリソースの板挟みにあっているケースも見受けられる。
近年、ITSMの考え方をビジネス領域に拡張し、人事、経理、営業などの部門がサービス共創者としての役割を果たすことで、企業全体の効率と価値を向上させる手法である「エンタープライズサービスマネジメント」に注目が集まっている。
本セッションでは、エンタープライズサービスマネジメントの考え方、部門間のシナジーを最大化し企業全体でのサービス品質を向上させるためのアプローチを共有する。
アトラシアン株式会社
エグゼクティブ プロダクトマーケティング
ストラテジスト
渡辺 隆 氏
[ プロフィール ]
アトラシアン製品のプロダクトマーケティングを担当。ヴイエムウェアやIBMといったグローバルITベンダーで長年に渡り B2B ソフトウェアとサービスの Go To Market ストラテジー、プロダクトマーケティングおよびセールスをリード。
アジャイル開発や DevSecOps、 サービスマネジメント、クラウドネイティブといった技術領域だけでなく、 デジタル変革における内製チームの組織化や組織文化の変革などソフト面においても日本企業のビジネス変革を支援している。
パネルディスカッション
15:30 - 16:15
企業変革を成功させるための
『エンタープライズサービスマネジメント』とは?
〈パネリスト〉
中 寛之 氏
〈パネリスト〉
渡辺 隆 氏
〈モデレーター〉
ノンフィクションライター
酒井 真弓 氏
[ プロフィール ]
ノンフィクションライター。IT系ニュースサイトのアイティメディア(株)で情報システム部、イベント企画を経て、2018年フリーに転向。広報、イベント企画、コミュニティ運営、イベントや動画等のMCとして活動しながら、民間企業から行政まで取材・記事執筆に奔走している。日本初Google Cloud公式エンタープライズユーザー会「Jagu'e'r(ジャガー)」のアンバサダー。著書『ルポ 日本のDX最前線』 (集英社インターナショナル) 、『DXを成功に導くクラウド活用推進ガイド CCoEベストプラクティス』(日経BP)、『なぜ九州のホームセンターが国内有数のDX企業になれたか』(ダイヤモンド社)、『成功するコミュニティの作り方 - 企業の成長・変革のための実践ガイド』(リックテレコム)
※講演内容や配信時間につきましては変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
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東洋経済新報社 セミナー事業部