加えて、後席のサイドウインドウ後方にあるCピラー(車体の柱)には、「レンチキュラーグラフィック」という特殊な視覚効果を施した加飾も採用。これは、見る角度によって「FIAT」の文字ロゴが、「4本のライン(////)」へと変化するというものだ。
なお、ここでいう「4本のライン」は、往年のフィアット車に使われたストライプをモチーフにしたもの。近年では、それをオマージュしたデザインモチーフとして、現代の最新車種にも採用例が多い。
このようにグランデ パンダでは、各部にイタリア車らしい遊び心を感じられる装備を採用。シンプルで実用的なだけではない、所有する楽しみを演出する工夫が施されている。
ちなみに上級グレードのラプリマには、ルーフレールも標準装備。ルーフボックスなどを取り付ける際のベースとなる装備で、SUVらしい実用性の高さも実現している。
インテリア:運転席
一方、インテリアでも、実用性とユーモアを融合させたデザインを特徴とする。ダッシュボードやディスプレイ周辺、ステアリングなどには、オーバル形状のポリカーボネート製フレームを配置する。これは、イタリア・トリノにあるフィアットの旧リンゴット工場の屋上テストコースを模したものだ。地上5階建ての工場の屋上に作られた楕円形トラックで、かつては製造されたフィアット車の最終テスト走行に使われて、数々の名車誕生に貢献したという。
また、フレーム内の10インチ・デジタルメーター内には、テストコースを走る初代「Panda」のシルエットも採用。車内の細部にもフィアットの歴史と遊び心を表現したギミックを採り入れている。


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