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ライフ #自動車最前線

初代のデザイン思想を継承しつつ現代的に…フィアット「グランデ パンダ ハイブリッド」導入、SUV化でも変わらぬ信念

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2026年11月7日から販売開始になるフィアットの新型「グランデ パンダ ハイブリッド」(写真:三木 宏章)
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1980年発売の初代パンダ(写真:三木 宏章)

新型グランデ パンダは、フィアットを象徴するコンパクトカー「パンダ」のDNAを受け継ぐ、4代目にあたるモデルとして24年7月に世界初公開された。国内には、約2年遅れで導入されることになる。

初代パンダは80年に誕生した。当時は、70年代に2度も起きたオイルショックの影響もあり、高い燃費性能や優れた実用性を持つクルマのニーズが高まっていた時代だ。そんななか、前述したジウジアーロ氏率いるイタルデザインが手がけたパンダは、小柄で四角いフォルムが特徴のコンパクトカーとして登場した。

エンジンには、652ccや903ccといった小排気量ユニットを搭載し(のちに769ccや999ccエンジンに変更)、速さよりも乗りやすさや使い勝手の良さを重視。そのコンセプトや、特徴的で愛嬌のあるスタイルなどが支持を受け大ヒットを記録。同様のコンパクトカー「500(チンクエチェント)」と共に、フィアットを代表する大衆車としての地位を獲得した。

パンダは、その後も、03年に5ドアハッチバックとなった2代目、11年には3代目へと進化して、欧州を中心に支持を獲得。とくに初代は、約20年間も基本構成を変えずに売られたロングセラーモデルであったこともあり、欧州だけでなく、日本にも多くのファンを持つ名車だといえる。

新型グランデ パンダの概要

ジェラート ホワイトのボディカラー(写真:三木 宏章)

そんなパンダの新型といえるのが、グランデ パンダだ。

グランデ(Grande)、イタリア語で「大きい」という意味の車名が付いているとおり、歴代モデルと比べると車格的にはやや大きく、スタイルもハッチバック車からSUVに変更されている。

ただし、ボディサイズは全長4010mm×全幅1765mm×全高1585~1630mmだから、現代のクルマとしては小柄な部類に入る。たとえば、日本車でいえば、トヨタ「ヤリスクロス」が全長4180~4200mm×全幅1765mm×全高1580~1590mm。全幅や全高はあまり変わらず、全長でいえばヤリスクロスのほうが170~190mmほど長い。グランデ パンダがいかにコンパクトで、日本の道路事情にもマッチする車体を持つことがわかると思う。

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