しかし、連休明け13日に開かれた衆院予算委員会では、高市首相は「発言が事実であるとしたら、不適切で本当にダサい。その人が行政の運営をしていいのかを含めて、しっかり考えさせていただく」と、態度を一転させた。
おそらく3連休で「変化」があったのだろう。10日から12日までの首相動静は「終日公邸で過ごす」だったが、高市首相は瞬時も気が休まらなかったはずだ。
「簗氏は高市首相の“知恵袋”だというけど、いつの間にか“堪忍袋”になってしまったのではないか。そして、とうとうその緒も切れてしまったのだろう」と揶揄する声も聞かれた。
高市首相の態度を一変させた要因
一方で簗氏は、10日に開かれた自民党栃木県連の政経フォーラムを欠席したほか、12日に予定していた千葉県の豪雨被害の視察も中止。その理由を13日の衆院予算委員会で民主改革の会の長妻昭議員に聞かれると、「国会の質疑の対応を優先した」と回答した。また、農水省内で「お支えチーム」を結成するなど、相次ぐ不祥事に対する体制を整えようとした。
だが、自分への投票数が少なかった那須烏山市や那珂川町の道路予算を大きく削減しようとした疑惑について、問い合わせを受けた国交省は「面談記録はない」としたが、大田原市での懇親会で録音された音声データは否定のしようがなかった。
「道路予算を大幅にカットしたのは当たり前だ。首長が自民党の国会議員はいらないという行動をとった。また、多くの市民町民がそのような判断をした」と述べる簗氏の声がはっきりと残っていた。
さらに、「文春オンライン」が10月7日に「出陣式へのシャトルバス無料送迎」が公職選挙法に反するのではないかという疑惑を報道した。
13日に始まった衆院予算委員会で、簗氏は「秘書が栃木県選挙管理委員会に事前に確認し、法令にのっとり適切に処理したと判断している」と答弁したが、民主改革の会の山岡達丸議員が「選管に確認したら、問い合わせがあったとの記録はないとのことだった」と否定。「選管は『もし事前の問い合わせがあったら、実例判例集に反して違法になると回答したはず』と言っている」と、とどめを刺した。


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