そんなダウ90000のメンバーと同じく、大学時代からネタを披露し、切磋琢磨してきたのがヤッホイの永井と泉だ。一橋大学のお笑いサークル「IOK」で出会い、ユニットとして活動後、お笑いコンビ「ドローム」を結成。2024年に現在の所属事務所・グレープカンパニーに入所し、「ヤッホイ」に改名してからは結成3年目にあたる。
ネタ台本はなく、泉が動きやセリフを口頭で永井に伝える“口立て方式”で作っていく珍しいタイプのコント師だ。しかし、永井の圧倒的なセリフ量と温度感のない泉の率直なリアクションを見ていると、独特なネタ作りの過程を感じさせないほど、ふたりのキャラクターが自然に立ち上がってくる。
今年は、所属事務所主催の若手のネタバトル『ザ・葡萄王』で優勝し、『ツギクル芸人グランプリ』で決勝進出を果たすなど勢いに乗っている。「動」の永井、「静」の泉による面白さが新風を吹き込むことになるかもしれない。
コンビとして初の決勝進出組も
勢いで言えば、相性はいいよねのエビランドとヤダヤムクンも負けていない。2023年に結成し、翌年から2年連続で『KOC』準決勝進出。今年の『ツギクル芸人グランプリ』で優勝すると、満を持して初となる『KOC』決勝の切符を手に入れた。
結成4年目ながら、ふたりとも下積みは長い。特にエビランドは、2011年にワタナベエンターテインメントの養成所を卒業後、漫才コンビやお笑いエンターテインメント集団『パーティーレンジャー』などで活動。その間に声優を目指すなど紆余曲折を経て、ピン芸人として活動する中でヤダと出会った。
つい先日、実際にふたりのネタをライブで見た折、まずはシリアスな演技に引き込まれ、そこから徐々に笑いが積み上がっていく感覚があった。奇抜な設定だけで押し切るのではなく、演技によって観客を物語に入り込ませるのが彼らの持ち味。決勝でも、その世界観に観客をどこまで巻き込めるかがカギになりそうだ。
トリオ時代の2021年に決勝に進出した実力者であり、コンビとして初のファイナリスト入りを決めたのがジェラードンのかみちぃとアタック西本だ。
ナルシシストやオタクなど、アクの強いキャラクターが持ち味のジェラードン。ただ近年は、風変わりなOLや患者といったキャラクターにも、どこか日常にいそうな生々しさがあり笑いに厚みが出ている。結成19年目の彼らが、コンビとしてどんな評価を受けるのか楽しみだ。


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