昭和の終わり頃、日本各地で相次いで整備されたクアハウス。多くは温泉プールのほかに、蒸気浴や気泡浴など複数の浴槽が整備されている。その流れのなかで、温泉病院にもリハビリテーション施設として温泉プールが導入された。
上牧温泉病院で2026年3月に膝の手術を受けた55歳の女性は、現在、週2回のペースでプールとリハビリのために通院している。
「陸上だとつらい動きも、水中だと楽になります。温泉プールは本当にいいと思っています」
金属が腐食し、白い石灰成分も付着した湯口から、温かな温泉がドバドバと注がれている。その光景を見ているだけで効能がありそうな気がしてくる。泉質はナトリウム・カルシウム‐硫酸塩・塩化物泉だ。
水中ウォーキングの効果とは?
患者たちは、男女別浴室の脱衣所で水着に着替え、水中ウォーキングに励む。
岡田医師によると、「水中ウォーキングは、浮力や水圧によって膝や腰にかかる負担を軽減できます。温泉プールなので血流がよくなり、関節まわりの軟部組織(筋肉や腱、靱帯など)がほぐれ、可動域が広がる」とのこと。さらに「温泉成分による鎮静作用やリラクゼーション効果も期待できる」そうだ。


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