現在は大喜利プレイヤー7人によるチャンネル「こんにちパンクール」のメンバーとしても活動している。企画から撮影、編集までメンバー自身の手で行い、手応えが直に感じられるという。
コンビ「8月22日の彼女」として舞台にも立ち、2025年にはインフルエンサー・タレントが所属する事務所GROVEに加わった。かつて「芸人にはならない」と断った世界に、彼は自分のペースで、あらためて足を踏み入れた。
正解が一つではない「お笑い」という世界
学生時代、ネットの掲示板でひっそりとお笑いのネタを書いていた少年が、今ではそれを大勢の人に届けている。
「今の生活は、とても楽しいです」
FANさんは、生き生きとした表情でそう語った。もちろん、YouTubeだけで完結するつもりはない。動画で「お笑い」を摂取する人が増えている今だからこそ、舞台でしか表現できない「お笑い」もあると考えている。
「YouTubeを見て興味を持ってもらえたら、ぜひお笑いの現場に足を運んでほしいですね。動画とはまた違う、舞台上でしか表現できない『面白さ』もあるので」
神童と呼ばれた子の行き先は、ときに、正解のある道の一番遠くにある。灘と開成に合格し、東大にだけ出願し続けた男がたどり着いたのは、正解が一つではない「お笑い」という世界だった。型にはまらない「面白さ」を追求する日々は、これからも続いていく。


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