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「なぜ脱がすの?」綾瀬はるかのユニクロ"上半身裸"CMに賛否の声…「高好感度の女優」が出演も、何度も物議を醸したワケ

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綾瀬はるか ユニクロCM
「綾瀬はるかさんのユニクロCM」への賛否勃発が、“夏の風物詩”のようになっています(撮影:尾形文繁)
  • 宮本 文幸 「見た目」戦略研究家/桜美林大学ビジネスマネジメント学群教授
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次に多くの共感を集めていたのは、CMの中身ですらなく、この騒動を報じる記事そのものへの反発だった。《自分が感じた印象を、わざわざネットでいちいち批判する人はタチが悪いと思う》。

別のコメントも《最近の記事には、ごく一部の反応をあたかも社会全体の問題であるかのように取り上げるものが多いように感じます》と、報じ方そのものへの不信感をにじませる。

一方で、CMの演出そのものに違和感を示す声も根強い。《服のCMなのになぜ上裸を見せる必要があるのか》。ユニクロの元店員を名乗る投稿には《綾瀬さんにあんな格好あんな演技をさせる必要ない》ともあった。

擁護、報道への怒り、そして演出への違和感――同じ30秒のCMを見て、まったく違う3つの感情が、同時に、しかも近い熱量で渦巻いている。これは一体、何が起きているのか。

何があったのだろう? 前夜には、友人の前で泣きじゃくっていた(画像:ユニクロ公式サイトより)

同じ映像が、見る人によって「別の意味」に変わる

筆者が専門とするプロダクト・アピアランス研究(モノの見た目の科学)の視点から見ると、この現象には明確な理由がある。

人は、大量の情報の中から自分にとって重要な情報だけを無意識に選び取っている。心理学ではこれを「選択的注意」と呼ぶ(※1、※2)。

同じ映像を見ても、脳内で自動的に呼び出される“連想の引き出し”が1人ひとり異なるのだ。綾瀬はるかへの信頼という引き出しを強く持つ人には、この映像は「美しい」「彼女だから成立する」という称賛に変換される。

一方、「ユニクロ=誰でも着られる普段着」という引き出しを強く持つ人には、同じ映像が「なぜここまで特別な絵にする必要があるのか」という違和感に変換される。

そして、日頃からメディアの報じ方そのものに敏感な人にとっては、CMの中身よりも先に「この記事の書き方」自体が引っかかりの対象になる。

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