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今期最高作との声も…ドラマ『銀河の一票』が視聴者の心をつかんだのは、「考察要素」でも「刺激的な展開」でもないワケ

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銀河の一票
黒木華と野呂佳代がタッグを組む、異色の“選挙エンターテインメント”(画像:カンテレ『銀河の一票』公式サイトより)
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その茉莉をそっと見守っている流星も難しい役どころ。表向きは鷹臣に従っているが、幼馴染の茉莉のことを気にかけている。大河ドラマ『豊臣兄弟!』(NHK)で徳川家康を演じている松下洸平が、ヒトの上に立つ人物の、いい意味での食えなさをスンとした顔で演じてみせる。

最大のライバルであり、茉莉を突き放すような言動も見せるが、実は茉莉を思ってのことだった(画像:カンテレ『銀河の一票』公式サイトより)

言葉少なく何かあると思わせていた雫石誠(山口馬木也)が、宮沢賢治にハマっていたことが第10話で判明。なにげにそういう人だよなあと思わせるものが山口にはある。

単純な正義ではない、“心のひだ”がたくさんある登場人物たちは、安心感のある俳優たちの演技が支えている。

鷹臣のもとで暗躍する、冷徹な政策秘書・雫石を山口馬木也が味わい深く演じる(画像:カンテレ『銀河の一票』公式サイトより)
7:AIやバリアフリーにも言及

誰もが安心して生きられる社会を作るには、人々を脅かす不安材料を減らしていくこと。例えば、障がいのある人たちがやりたいことを自由にできるように環境を整える。AIによって仕事や尊厳を奪われるおそれを、声優の声を題材に描いたエピソードは、日髙のり子の参加によってアニメファンにも強く訴求した。

「悪人の言い分」は、正直しんどい

8:明るいほうを向いている

ちょっと前までドラマや映画などのフィクションは、悪人の言い分や、善でも悪でもない、それらが重なったグレーな部分が探求されていた。

もちろんそれも必要な視点だ。しかし現実社会で戦争が続いたり嘘がまかり通ったりしすぎていて、正直しんどい。そこに言い分があると考えるよりも、人間の善性にもっと目を向けていきたくなるのが人情というものではないだろうか。

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