「鹿島ショッピングセンター」は核テナントなき年末商戦を乗り切ったのち、2006年3月、2階跡地にゼビオが増床して出店。4月にはヨークベニマルが1階に出店した。
ダイエーの閉店は少なからず専門店に影響を与えたが、核テナント不在というモールにとって致命的な状況は半年以内にとどめることができた。
巨大なイオンモールが誕生
しかしその12年後の2018年6月、開業当初から競合環境が厳しかったいわき市に、さらなる大型競合が誕生する。「イオンモールいわき小名浜」だ。
「イオンモールいわき小名浜」の店舗面積は約5万m²。「鹿島ショッピングセンター」の約2万3000m²を遥かに凌駕する広さである。店舗数は約130で、イオンスタイルのほかシネマやコジマ×ビックカメラ、無印良品といった集客力の強いテナントも擁している。一方、「鹿島ショッピングセンター」はピーク時でも約100店舗の規模である。
「イオンモールいわき小名浜」は15km圏内を商圏に設定。「鹿島ショッピングセンター」は平地区と小名浜地区の中間、「イオンモールいわき小名浜」から約6kmの場所にあり、その商圏に取り込まれている。また「イオンモールいわき小名浜」の近くには「道の駅いわき・ら・ら・ミュウ」や水族館「アクアマリンふくしま」があり、エリアとしての集客力が強い。
「鹿島ショッピングセンター」は「イオンモールいわき小名浜」の開業により、小名浜方面の客足を奪われたと考えられる。不運なことにコロナ禍も重なり、テナントの撤退が相次ぐようになった。
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【「いわきエブリア」は終わっていない】
