土台となる部分を共通化することで、新モデルは、常にスバルの最先端の技術を満載することができるのだ。そういう意味で、今回はたまたま他モデルが新技術採用のタイミングであっただけ、といえる。
また、スバルの最重要モデルとも言えるフォレスターに当たりはずれのある初技術を採用せず、数の少ないモデルで最新技術を試し、技術を熟成させてから最重要モデルフォレスターに採用したと見ることもできるのだろう。
実際に新型モデルを先代と比べてみれば、フルインナーフレーム構造と呼ばれる強固なボディの作り方から、パワートレイン、先進運転支援システム「アイサイト」まで、すべてが新世代へと進化している。
しかし、基本部分は継承されているし、他モデルとの技術的なつながりもある。そのため、前と比べればまったく新しくなっているのに、その乗り味はしっかりと継承されている。いわば、「継ぎ足しの秘伝のタレ」のようなクルマに仕上がっているのだ。
新しくなっても「スバルの味」
この新型フォレスターを走らせてみれば、他のスバル車と共通するフィーリングを感じることができる。
運転席からの視界の良さや、スムーズにふけ上がるパワートレイン、しっかりと4輪が路面をつかむ安心感は、いかにもスバル車らしいもの。ハイブリッド機構のつかないガソリン車に試乗して、2~3世代前のスバル車を思い出してしまったほどだ。
もちろん燃費性能や静粛性の高さ、ステアリング操作に対するクルマの正確な動きなどは、旧世代よりも格段に進化している。けれど、根本のフィーリングは、確固たるスバルそのものであった。スバルの味をキープしつつ、最新の性能を実現する。それが新型フォレスターと言えよう。
ちなみに、自動車メディアが定める「2025-2026日本カー・オブ・ザ・イヤー」には、この新型フォレスターが選ばれている。業界でも高く評価されているのだ。
では、そんな最新のフォレスターは発売から1年で、どれだけ売れたのか。
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【新型モデルの販売成績を歴代モデルを比較】
