見直しとは、本質的には「頭の中にあるチェックリストをひとつずつ埋めていく」という行為です。
どういうことか。例えばある生徒が国語の記述問題でいつも「主語と述語のねじれ」を起こすとします。また別の生徒は「問いで聞かれていることと違うことを答えてしまう」クセがあるかもしれません。
もしこの生徒たちが、「自分がどんなミスをしやすいか」をあらかじめ把握していたらどうでしょうか。テスト中に記述問題を解き終えた瞬間、自動的に「主語と述語がねじれていないか?」「問いに対応した答えになっているか?」という確認が入るはずです。
これが「頭の中のチェックリスト」です。テスト後に漫然と答案を眺めることではなく、問題を解くプロセスの中で、自分固有の弱点を自動的に検証することこそが、本当の「見直し」なのです。
シンプルで効果的な「2行ミスノート」
では、この「頭の中のチェックリスト」はどうすれば作れるのでしょうか。私がすべての生徒に勧めている方法があります。「2行ミスノート」です。
やり方は極めてシンプルです。テストや問題演習でミスをしたとき、そのミスについてノートに書く。大切なのは、1つのミスについて、だいたい2行で書くことです。例えばこうです。
「なぜですか」と聞かれているのに、理由ではなく出来事を書いてしまった
→「なぜ」と聞かれたら、答えの文末を「〜だから」にする
あるいは、算数であれば以下が例として挙げられます。
繰り下がりのある引き算で、隣の位から借りるのを忘れた
→引き算は必ず足し算で検算する
目指したいのは、未来の自分が読んだときに、次の行動へ反映できる程度の具体度です。例えば「計算に気を付ける」では抽象的すぎて、何をすればいいのかがわからない。
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【「往復運動」と解きっぱなしにしない技術】
