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ドリフ特番「しつこいワイプ」に透けるテレビ局の焦燥 視聴者が求めた"昭和の熱量"と現代的演出の決定的なズレ

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(画像:TBSチャンネル公式サイトより)
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一般的に、コントのような作品性のある映像は視聴率を取るには不利だと言われている。途中から見始めた場合に何をやっているのかが理解しづらく、チャンネルを変えられてしまうからだ。

そのため、番組制作者はコントの映像を流すときには「いま何を見せているのか」「どこが面白いのか」「誰が出ているのか」を常に画面上で補足しようとする。ワイプやテロップは、視聴者の理解を助けるだけでなく、ザッピング対策でもある。ひと目で内容がわかるようにするための工夫なのだ。

また、昔の番組の映像というのは、素材そのものを流すだけでは、今の時代には古さを感じさせてしまうことがある。どんなに内容が優れていても、映像の質感や出演者の言葉遣いや服装に今っぽさがなければ、それだけで映像としての魅力が乏しくなり、視聴者をつなぎ止められない可能性がある。

“一種の保険”が行き過ぎた

だからこそ、スタジオ出演者のワイプを入れたりして、今の番組であることを強調しようとするのだ。テレビ局側からすると、ワイプやスタジオパートは余計なものではなく、現代のテレビ番組として成立させるための一種の保険のようなものなのである。

だが、今回の問題は、その保険が過剰に働いてしまったことにある。制作側は「説明しなければ伝わらない」と考えた。しかし視聴者は「説明されることで伝わらなくなる」と感じた。このすれ違いが批判の本質である。

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【ドリフの笑いは説明不要】

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