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アップルの売上高見通し、市場予想を上回る-主軸のiPhoneとMacが部品不足という業界の逆風を乗り越えて力強い成長

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(写真:ブルームバーグ)

米アップルが4月30日に示した4-6月(第3四半期)の売上高見通しは市場予想を上回る強い内容となった。同社は一方で、メモリーチップのコストが上昇し、Macの品薄状態「数カ月」続くと警告した。

同社は決算説明会で、4-6月期の売上高が14-17%増となる見通しを示した。市場予想平均の9.1%増を大きく上回り、発表後の時間外取引で株価は4%近く上昇した。

こうした見通しは、9月1日にティム・クック最高経営責任者(CEO)から職務を引き継ぐジョン・ターナス氏にとって追い風となる。ターナス氏は説明会に短時間参加し、CEOとしてクック氏の「思慮深さ、慎重さ、規律」を踏襲すると述べた。

ターナス氏はさらに、「今後に向けて素晴らしいロードマップがある」とし、「アップルで25年のキャリアの中で、製品とサービスを構築する上で最も刺激的な時期だ」と語った。15年間CEOを務めたクック氏は、今後は会長として同社に残る。 

3月に投入した新製品群がアップルの業績に寄与している。低価格ノートパソコンとして同社初の本格展開となるMacBook Neoや、iPhone 17e、刷新したiPad Air、新型MacBook Proなどが含まれる。599ドルのNeoは特に人気が高く、複数の小売店で品切れが続いている。

発表資料によると、1-3月(第2四半期)の総売上高は前年同期比17%増の1112億ドル(約17兆4000億円)。市場予想は1097億ドルだった。アップルは13%から16%の増収を見込んでいた。

アップルは、供給制約やメモリーコストの上昇におおむね対応できているものの、今後は状況が悪化する可能性があると示唆した。メモリー不足はテクノロジー業界全体に波及し、各社は値上げや減産を余儀なくされている。

クック氏は説明会で、今四半期のメモリー費用は1-3月期に比べて「大幅に増加する」と述べた。7-9月(第4四半期)以降は「事業への影響が一段と強まる」としたが、アップルが値上げする可能性については明らかにしなかった。

アップルの主な供給制約はメモリーチップではなくプロセッサーにある。影響は主にMac miniやMac Studioに及んでおり、これらのデスクトップ型Macは人工知能(AI)モデルの実行用途で人気が高まっている。

Photographer:Adam Gray/Bloomberg

クック氏は、これらのMacの需要見通しを「過小評価していた」と述べた。また、MacBook Neoの需要も想定を上回り、入手困難な状況が続いている。オンラインストアでは3製品すべてで数週間の待ち時間が示され、一部構成では在庫切れとなっている。

「こうした状況が早期に解消する段階にはない」とクック氏は述べ、制約は「数カ月」続く可能性が高いとした。iPhoneの供給不足については、Macほど深刻ではないとの認識を示した。 

1-3月期のiPhone売上高は前年同期比22%増の570億ドルと、ほぼ市場予想と一致した。Macは84億ドル、iPadは69億ドルにそれぞれ増加。ウエアラブル・ホーム・アクセサリー部門は79億ドルだった。

同社は、最大1000億ドルの自社株買い方針と配当の増額も発表した。

1株利益は2.01ドルで、市場予想平均は1.96ドルだった。中国での売上高は28%増の205億ドルと、市場予想の189億ドルを上回った。

動画・音楽配信、App Store、iCloudサブスクリプションなどを含むサービス部門は16%増の310億ドルとなり、市場予想の304億ドルを上回った。

年末商戦期の2025年10-12月(第1四半期)には売上高が16%増え過去最高を更新しており、26年1-3月の業績は回復基調の継続を示した。

著者:Mark Gurman

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