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「指示待ち」で終わる人と重要な仕事を任される人の決定的な差。たたき台を作る人が、社内で圧倒的に評価される理由

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「たたき台を作って」と言われる前から動ける人とそうでない人との差とは (写真:metamorworks/PIXTA)
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求められていない状況でも、「たたき台を作らせてください」と言って持っていけば、相手の心理的負荷は大きく下がります。

同じ内容の資料でも「提案書です」と言って渡すのと「たたき台です」と言って渡すのでは、相手の受け取り方が変わります。「たたき台」という言葉には、「まだ完成ではない」「意見をください」「一緒に考えましょう」というメッセージが込められています。

「まだ粗いですが、方向性を確認していただけますか。気になる点があれば何でも教えてください」

このように言うことで、相手も遠慮せずに意見を言いやすくなります。完成版を見せられたときより、はるかにフィードバックをもらいやすい雰囲気が生まれます。

段階的に持っていくことも選択肢に入れる

規模の大きな仕事では、一気に完成させようとせず、バージョン1→バージョン2と段階的に持っていくアプローチも有効です。

バージョン1では「現状の把握と期待する成果の確認」に焦点を当てた30%程度の粗い内容を持っていき、方向性を確認します。バージョン2では「具体的な打ち手案」を提示し、詳細を詰めます。

このアプローチには2つのメリットがあります。バージョン1の段階で方向性のズレを発見できれば、完成してから根本的に作り直すという最悪のシナリオを防げます。また、関係者にとっても大量の資料を一度に見るより、段階的にレビューする方が負担が少なく、フィードバックも的確になります。

「あの人のたたき台はいつも的確で議論しやすい」
「あの人に整理してもらうと話が前に進む」

こうした評価が積み重なると、組織の中で重要なプロジェクトを任されるようになります。多様な関係者とやり取りする機会が増え、会社の戦略を深く理解できるようになります。そして、その経験が将来リーダーを任されたときの意思決定力の基礎になります。

求められていないのに動くことは、出しゃばりではありません。担当者としての本来の役割であり、オーナーシップの表れです。

「この仕事について一番詳しいのは自分だ。だから自分が整理して、みんなで議論できる土台を作ろう」

この姿勢が、キャリアを大きく変えていきます。

「とりあえずたたき台を作るので、見てもらえますか」

この一言を、今日から積極的に使ってみてください。
 

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