なお、今回のショーでは、CBR400Rの新型も発表されており、前述のホンダE-クラッチが搭載される予定だ。まだ、詳細は明らかになっていないが、2気筒のCBR400Rと4気筒のCBR400Rフォアが併売される可能性も十分にありそうだ。
近年、400ccクラスのフルカウルモデルは、ホンダ以外では、カワサキが「ニンジャZX-4R SE/4RR」「ニンジャ400」などを揃えるのみ。かつては、ヤマハやスズキにも設定があったが、現在は販売されていない。
80年代や90年代のバイクブーム時代と比べると、選択肢が少なくなっているのが現状だ。そんななかで、新型CBR400Rフォアの登場で、400cc・フルカウルモデルが、かつてのような人気を取り戻せるのかも注目だ。
普通二輪免許で乗れる400ccクラスの魅力
ちなみに今回披露された2機種は、2025年9月に中国・重慶モーターサイクルショーで発表された500ccモデルの国内版だ。中国では、ネイキッドの「CB500スーパーフォア(CB500SF)」と、フルカウルの「CBR500Rフォア」が発表されており、エンジンの排気量のほかは、ほぼ国内400cc版と同様のようだ。
ホンダによれば、「中国でも中排気量クラスのスポーツバイクが人気」のため、これら500cc版を発表したという。一方、国内版は、「普通二輪免許で運転できる」バイクとして、排気量を400ccに落としたモデルを開発中とのこと。国内の免許制度では、排気量無制限の大型二輪免許と比べ、400ccまで運転できる普通二輪免許のほうが、取得が比較的楽なことで、ユーザーもより幅広いといえる。
なかでも400ccモデルは、普通二輪免許で運転できる最大排気量だけに、より余裕ある走りが楽しめることも魅力だ。もちろん、250cc以下のモデルと比べ、車検が必要なことで維持費はかかる。だが、長距離ツーリングなど、本格的なバイクライフを楽しみたい普通二輪免許ユーザーには、前述したラインナップが少ないことで、選択肢も狭いことも現状といえる。そうした課題に対し、ホンダの新型2機種が、市場からどんな反響を受けるのかも気になるところだ。
なお、新型のCB400SFとCBR400Rフォアの価格や発売時期など、詳細は未発表だ。ホンダから続報が入り次第、またお伝えしたい。
