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「三吉彩花のタトゥーに賛否」「大野智は長袖で隠し…」 文化の違いだけではない、芸能人のタトゥーが炎上する"残酷な心理"

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タトゥー
女優・モデルの三吉彩花さんが鮮やかなタトゥーを披露し、反響が起きています(画像:三吉彩花公式Instagram @miyoshi.aaより)
  • 宮本 文幸 「見た目」戦略研究家/桜美林大学ビジネスマネジメント学群教授
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ビジネスの場でも同様だ。長年「真面目で堅実」として評価されてきた人が、急に「自由な起業家スタイル」を打ち出すと、周囲の脳には「採点型」の評価が働く。

「なぜ急に?」「ミスマッチでは?」――これは、三吉彩花への「役者としてのキャリアが安定していれば、普通はタトゥーを入れない」といったコメントと、構造は同じだ。

見た目のイメージを変えて、それを受け入れてもらうには時間がかかる。長年かけて形成されたハローを書き換えるには、新しいイメージを継続的に一貫して発信し続けるしかない。

大野智が長袖でステージに立つ選択をしたのも、「最後くらいはファンが記憶している自分でいたい」という、見た目のイメージ管理の判断だったのかもしれない。

「見た目のイメージ」は受け手の脳が管理している

大野智のタトゥーに「幻滅」したファンも、三吉彩花の決断に「好手とは思えない」と採点するコメント者も、意識的に誰かを傷つけようとしているわけではない。脳が無意識に動かされているーーハロー効果、パラソーシャル関係、シャーデンフロイデ、逸脱制裁。これらは脳の自動的な情報処理の産物だ。

エド・シーランのタトゥーが称賛され、大野や三吉のタトゥーは賛否を呼ぶ。この差の正体は、タトゥーそのものではなく、それぞれの「見た目のイメージの文脈」にある。

見た目は自分だけのものではない。一度形成されると、それは受け手の脳の中で生き続け、変化への抵抗を生む。それを知ったうえで、どのように自分の「見た目のイメージ」を管理していくか。これは芸能人にとっても、ビジネスパーソンにとっても、避けては通れない現代の課題だ。

【参考文献】
※1:Thorndike, E. L. (1920) A constant error in psychological ratings, Journal of Applied Psychology, 4(1), 25–29.
※2:Horton, D. & R. R. Wohl (1956) Mass communication and para-social interaction: Observations on intimacy at a distance, Psychiatry, 19(3), 215–229.
 

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